腸内環境を整えるための乳酸菌、生きたまま届かないと効かないの?

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「お通じはもちろん、ダイエットや体全体の健康を保つためには“腸内環境”を整えることが大切」。腸が健康の源だという説は、最近、盛んに話題になっていますよね。

「腸内フローラなどとも呼ばれますが、確かに医学的にも腸が健康寿命と関連していることが証明されています。免疫や体温、そして体だけでなく精神的な安定感を保つためのセロトニンも腸で作られるものがあります。腸内フローラが乱れると体全体に悪影響を及ぼすのです」

 こう話すのは医療系ライター。医師や研究者に何度も取材をして、腸内環境の大切さを知ったそうです。

 腸内環境を整えるというと、真っ先に思い浮かぶのが、ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌。最近は生きたまま腸まで届くという製品も出てきていますが、本当に生きた乳酸菌でないと効果が薄いのでしょうか。

「いいえ、例え生きたまま腸に届かなくても、死骸がもとから存在している善玉菌のエサになるので、十分に善玉菌を元気にして、増やす働きをしてくれますよ。善玉菌が増えて優位になると、便秘や下痢といった不調を改善するだけでなく、免疫力も高くなって大腸がんのリスクも減っていくのです」(前出・医療系ライター)

 腸内菌は免疫力を高める乳酸菌などの善玉菌に、有害物質を作り出してしまう一部の大腸菌、状況によってどちらにも働く日和見菌が存在していると言います。そして悪玉菌が優位になると、腸内腐敗が進行して有害物質が増え、多くの内臓に負担をかけたり、老化を促進したりするそうです。

「乳酸菌だけでなく、食物繊維やオリゴ糖などの炭水化物、発酵食品などを摂ると腸内に存在している乳酸菌が元気になります。できるだけ毎日食べるようにしたいですね」(前出・医療系ライター)

 発酵食品はチーズや納豆、それにぬか漬けやキムチなどでもいいそうです。一度に大量摂取する必要はないので、毎日1〜2品は発酵食品を食べるようにして、美容や健康、ダイエットのためにも、腸内環境を健康に保ちましょう。