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見えてきた、2020年横浜五輪!

僕は世界の要人というものの腕っぷしに改めて感じ入りました。揺れ動く東京五輪に釘を差しにやってきたIOCバッハ会長の見事な釘。「開催都市として選ばれたあとに競争のルールを変えてはいけない」という至極もっともにして、相手を無闇に痛めつけない言いぶりは、木槌でコツコツと少しずつ釘を打ち込むようなソフトタッチでした。僕も鍼灸師の針打ちみたいなソフトタッチで嫌味を言うよう、バッハ会長を見習って精進したく思います。

さて、すでにすっかり揺らいでしまった「コンパクト五輪」というお題目。もうコンパクトというのを一旦諦める時期にきているのかもしれません。とにかく、金は使いたくないのであると。コンパクトにする意義も特に見い出せないのであると。伊豆でも登米でもすでに会場が建て終わっている場所でやれば、選手の気持ちなどどうでもいいのであると。それが今の東京都の姿勢です。

なるほど、ならば僕にも考えがある。

「バレーボールは人気競技だから東京でやりたい」「自転車はどうでもいいから伊豆で」「ボート?カヌー?どっちもどうでもいいからくりこま高原でもいいや」という中途半端な気持ちでは、抜本的な経費削減など不可能です。「聖域なきケチケチ」を断行し、東京五輪で出ていく小銭を可能な限り削ってやろうではありませんか。私には腹案があります。トラスト・ミー。

まず、設備投資に関してですがゼロベースで抜本的に見直します。バレーボールを実施予定の新施設「有明アリーナ」についてはナシーナにします。一部では有明アリーナの新設を取り止めて横浜アリーナでの競技実施を目指すとの声も出始めておりますが、それでいきましょう。「新しいのを作ってもらえる前提で代々木第一体育館をほかの競技に明け渡した」というバレー事情など、知ったことではありません。「サブアリーナがない」などの実行上の問題は、近所の高校とかで体育館を借りて補います。これで400億円も浮くんならオールオッケー。まったく問題ナシです。

それから競泳用のアクアティクスセンター。辰巳の水泳場の隣にもうひとつプール作るなんてバカじゃなかろうか。ということで、これをナクシティクスとしまして、競泳・シンクロ・飛込は横浜国際プールに移動します。国際大会開催の実績もある立派な水泳場で、ハッキリ言って辰巳よりも格上の施設です。座席数は4000席ほどと若干物足りないですが、土地だけは周辺にたんまりありますので、辰巳に隣接する運河上に座席を拡張するよりは絶対ラクでしょう。その日使わないほうのプールの上に板でも敷いてパイプ椅子を並べれば、1万席クラスまではカバーできるはず。建築エコノミストとかに聞けば「できます」って言うと思います!

↓横浜にはこんな立派な国際水泳場があるんです!


何だ、もうあるんじゃん!

あるんなら使えば!

↓中はこんなにキレイで快適!ここを使えば700億円くらい浮く!


よし、人気の競泳はコッチを微増席してやろう!

辰巳では予定通り水球をやってもらいます!

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あと、横浜には席数5000ほどの横浜文化体育館という施設があります。コチラは1964年東京五輪のレガシーという由緒ある建物。コレを遊ばせておくのは勿体ない。ということで、若干小さくて古いという点も考慮してココには比較的どうでもいいハンドボールを移します。ハンドボールは今、代々木第一体育館を使うという分不相応な設定になっていますので、当然移動です。

で、空いた代々木第一体育館には「有明体操競技場」なる仮設施設を作ろうとしている体操に移動してもらいます。うむ、納得のレガシー利用者です。これで仮設ながら260億円ほどかかるとされていた設備費用がいらなくなります。バレーでも体操でもなく代々木でハンドボールやるなんてヘンな話でしたからね。このほうがスッキリしますね。

↓まだまだあった1964年大会のレガシー!おじいさん、おばあさん、使える施設を遺しておいてくれてありがとう!


あるものは全部使うぞ!

壊れるまで徹底的に使うぞ!

↓全然イケる!まだまだ使える!さすがレガシー、50年経っても大丈夫!


子どもや孫の世代には借金も施設も遺さない!

何もなければ赤字も出ないし、問題も起きない!

それが我々が考える持続可能性!

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問題となっていたボート・カヌー場については、81億円かけて恒久設備を作ろうとしているカヌー・スラローム会場と合わせて、1964年東京五輪のカヌー会場であった相模湖漕艇場に移動します。だだっ広い相模湖はコース幅に苦しむこともなく、もちろん淡水。レガシーでの開催となれば納得感も強まりますし、くりこま高原に行かされるよりは圧倒的に相模湖でしょう。客席の整備などで使う費用は大して変わらないかもしれませんが、総合的にみんなラクになるはずです。

↓うむ、これまでの悩みがキレイに解決していくような、圧倒的な実現可能性!レーンが足りなければ足せばいいじゃない!

船競技なんて、もともとあるデカイ湖でやるべき!

土木工事から始める前提の計画など問題外!

東京駅から中央本線で1時間という抜群のアクセスもナイス!

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細かいのはまとめてエイヤッといきますが、70億円使って恒久設備を作るつもりのホッケーは1964年大会のレガシーである駒沢公園の第一球技場に移動します。現在ちょうど建て替え中ですので、2020年にはバッチリ間に合います。有明に仮設のBMXコースを作ろうとしている自転車は、65億円も使うつもりらしいので、思い切って自転車は全部まとめて伊豆に飛ばします。自転車のロードレースも皇居外苑などという警備が面倒な場所ではなく、伊豆の山道を走ることで警備負担を圧縮することにします。カヌーの協会も「会場が2箇所になるとスタッフの配分が難しい」と言っていたので、自転車は全部伊豆でやるほうが圧倒的にゼロベース最適案です。

38億円を使って恒久設備を夢の島に作ろうとしているアーチェリーは、全日本選手権などをやっている静岡県掛川市の「ヤマハリゾートつま恋」に普通に移動してもらいます。なにがしかの整備は必要でしょうが、何もないところに作るよりは安上がりでしょう。ビーチバレーとオープンウォータースイミングとトライアスロンは、別にお金を食うワケではないのでドコでもいいですが、ゼロベースならお台場より湘南のほうが海もキラキラしててイイと思うので、湘南でやります。

仮設で20億円使う予定となっている馬術の「海の森クロスカントリーコース」もどこか田舎に移してやろうかと思いましたが、馬場馬術は馬事公苑でやるのが妥当でしょうから、あまり離しても移動が面倒になってワリが合いません。馬がカワイソウなので苦渋の決断でお台場でオッケーとします。言うても20億円程度ですからね。僕も馬にまで「畜生は山でも走ってろ」と言い放つほど鬼ではありません。さっき自転車には「山でも走ってろ」って言いましたけどね。てへぺろ。

さぁそして、何と言っても新国立競技場。アレもゼロベースなら当然見直し対象です。もろもろ全部を横浜国際総合競技場でやることにします。あんな立派なものがあるんだから使うべし使うべし。陸上競技も開会式・閉会式も全部ソチラで行ないます。サッカーの決勝も当然そこです。ワールドカップのレガシーですからむしろピッタリ。これで1500億円以上が浮くんですから、恥もへったくれもありません。

↓以上で2300億円ほど浮きまして、ゼロベース東京五輪の会場は以下のようになりました!
※カッコ内はこの会場・地域で決まる金メダルの見込み数(リオ五輪準拠)

【神奈川県】(141)
●横浜国際総合競技場

・開閉会式
・陸上(47)
・サッカー(2)

●横浜国際プール
・競泳(32)
・シンクロ(2)
・飛込(8)

●横浜アリーナ
・バレーボール(2)

●江ノ島ヨットハーバー
・セーリング(10)

●横浜スタジアム
・野球、ソフトボール(追加/調整中)

●湘南海岸公園
・オープンウォータースイミング(2)
・ビーチバレー(2)
・トライアスロン(2)

●横浜文化体育館
・ハンドボール(2)

●相模湖漕艇場
・ボート(14)
・カヌー(16)

【東京都】(103)
●東京体育館

・卓球(4)

●国立代々木競技場
・体操(14)
・新体操(2)
・トランポリン(2)

●日本武道館
・柔道(14)
・空手(追加/調整中)

●東京国際フォーラム
・ウェイトリフティング(15)

●両国国技館
・ボクシング(13)

●有明テニスの森公園
・テニス(5)

●辰巳国際水泳場
・水球(2)

●武蔵野の森総合スポーツ施設
・バドミントン(5)
・近代五種(0)※フェンシング部分のみ実施

●東京スタジアム
・サッカー(0)
・近代五種(2)
・7人制ラグビー(2)

●馬事公苑
・馬術(6)
※クロスカントリー部分のみ臨海部の仮設コースで実施

●陸上自衛隊朝霞訓練場
・射撃(15)

●台場地区
・ローラースポーツ(追加/調整中)
・スポーツクライミング(追加/調整中)

●駒沢公園
・ホッケー(2)

●明治神宮野球場
・荷物置き場(0)

【千葉県】(36)
●幕張メッセ

・フェンシング(10)
・テコンドー(8)
・レスリング(18)

●九十九里浜
・サーフィン(追加/調整中)


【静岡県】(22)
●伊豆ベロドローム

・自転車トラックレース(12)

●伊豆サイクルスポーツセンター
・自転車マウンテンバイク(2)
・自転車BMX(2)

●伊豆の山道
・自転車ロードレース(2)

●ヤマハリゾートつま恋
・アーチェリー(4)

【埼玉県】(4)
●さいたまスーパーアリーナ

・バスケットボール(2)

●霞ヶ関カンツリー倶楽部
・ゴルフ(2)

●埼玉スタジアム2002
・サッカー(0)

【宮城県】(0)
●宮城スタジアム

・サッカー(0)

●宮城球場

・野球、ソフトボール(0)

【福島県】(0)
●福島県営あづま球場

・野球、ソフトボール(0)

【北海道】(0)
●札幌ドーム

・サッカー(0)

陸上・競泳・船という三大メダル量産競技をおさえた神奈川県がメダル決定数第1位に浮上!

これならいっそメディアセンターと選手村も神奈川に移すべき!

そうすれば、伊豆がちょっと近くなるので、現状より「コンパクト」になる!

何と、ゼロベースで最適な案を検討したところ、2020年は横浜五輪が最適案ということになりました。こうしてみると、名乗りをあげずに東京に任せきりにしている横浜に怒りさえわいてきますね。横浜こそが真にコンパクトで持続可能な五輪を開催できる都市なのですから、もっとしっかりと自覚を持ってもらわなくては困りますよね。

今からでも遅くありません。宮城が威風堂々出てくるくらいゼロベースで検討中なのですから、横浜を中心とした神奈川勢力にももっとドーンと出てきていただきたいもの。小池都知事も「あ、神奈川でやっていただけるなら別にそれでもいいです」くらいの気持ちでしょうし、バッハ会長もココまで思い切った提案をすれば「もう何でもいいからとにかく無事に終わらせてください」と態度も軟化するはずです。

当初案よりもかなり広範囲に会場は広がりましたが、「伊豆とか新横浜は最悪どうなってもいいんじゃないか?」という観点から、テロ対策費なども思い切って削っていけそうです。3兆円とも言われる開催費用の大半は設備費用ではなく、「警備、輸送、広報などのソフトな経費」なのです。警備だけで2000億円とか3000億円とか言っていますが、警備に完璧を期したりするからそんなにかかるのです。お台場に選手関係者を全部集めて万全の警備をしようなんて夢を見るのではなく、「ある程度は諦める」「事件が起きてから動く」「テロはたぶんこないんじゃないかな?」という日本流警備で現実的な対策をしていきましょう。軍人が5メートル間隔で並んでいるリオより、何もしてない東京のほうが安全という意見もあります。イチかバチかケチってみてもいいはずです。

持続性、実現性、コストエフェクティブ、あらゆる面で東京都の検討案よりも、僕のゼロベース提案のほうが上であると自負しております。「東京」という制約を外せば心はこんなに自由になるのです。都政改革本部にも、中途半端は止めてコレくらい抜本的な提案をしてもらいたいもの。もともと五輪など興味も何もない人は、こういう提案のほうが「いいね!」と思うはずです。横浜五輪ということであれば、僕も我が身の恥という感じも薄まりますので、気楽で結構です。やりましょう、2020年横浜で。以上、この提案のコンサル料は、浮いた費用のわずか0.1%で結構です。どうぞご検討ください。

東京にこだわるな!横浜に行け!ケチるならこのぐらいケチってみせろ!