「秘境」。この単語には無限大の魅力が秘められています。

サラリーマン、公務員、自営業、家事手伝い、学生。どこの誰しもが「秘境」というフレーズを聞いた途端、旅支度を始めてしまいます。

人間は「秘境」を追い求めるために生きている動物なのかもしれません。

ここで、日本を飛び出して、その目を南へと向けてみましょう。

そこには日本のガイドブックには載っていない知られざるスポットが、まだまだたくさん存在します。

・古都の郊外にある「秘境」
インドネシアの首都ジャカルタから列車で約8時間。

ここにはインドネシアを代表する古都ジョグジャカルタがあります。

ジョグジャカルタはジャワ人にとっての心の拠り所。

この町を語らずにジャワ文化は語れないと言っても過言ではありません。市内には世界遺産プランバナン寺院群、そして郊外にはあの有名なボロブドゥールがあります。

ジョグジャカルタの伝統工芸や奥深い歴史に魅せられ、ここに定着した日本人も数多くいます。何かと騒がしいジャカルタとは、まるで別世界のようです。

そんなジョグジャカルタ市内から東へ、車で約1時間の距離にウォノサリという町があります。そこからさらに南へ進路を変えて30分、「隠れ観光スポット」と言われるバロンビーチが見えてきます。

・絶壁の中のビーチ
ジャワ島の南海岸は波が高く、観光地域としてあまり整備されていないのが現状。

ですがそれ故に、外国人の間であまり知られていないスポットもあります。そのひとつがバロンビーチです。

雄大な絶壁に左右を囲まれた、小さく細長い砂浜。こうした場所が、まるで虫食いのように点々とあるのがジャワ島南海岸の特徴です。ですがその中でも、バロンビーチは特別。なぜなら「遊泳ができるから」です。

南海岸のビーチは大抵の場合、遊泳が禁止されています。それだけ海が荒れていて危険ということなのですが、バロンビーチにはちょうど河口があります。

この部分は波がなく、思う存分泳ぐことができるのです。

・潤いのひとときを
バロンビーチはバリ島のクタビーチと比べたら非常に地味で、かつ静かな場所です。

長期休暇の時期になるとファミリー客が押し寄せますが、そのほとんどはローカルの人々。

そしてインドネシア国民の大半はイスラム教徒ですから、アルコールを提供する店が周囲にありません。

夜な夜な大音量を響かせるバーやクラブも、バロンビーチには皆無です。

パラソルの下にシートを敷き、日暮れまで読書に打ち込む。そんな穏やかなひとときを過ごすのに、バロンビーチは最適の場所。

乾いた心に潤いを与えるスポットとしても、地元市民から愛されています。

まだ日本ではあまり知られていないインドネシアの「バロンビーチ」。

次の休みにそんな「秘境」に出かけてみてはいかがでしょうか?

きっとこれまでにない様々な出会いがあるにちがいありません。

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