佐藤可士和らがパリで発表した有田焼が新宿伊勢丹に凱旋、一般販売も

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 伊勢丹新宿本店が創業130周年の特別企画として有田焼創業400年事業「ARITA 400project」とコラボレーションし、パリで開催された国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」で披露した作品を展示する凱旋イベントをスタートした。ビートたけし、隈研吾、佐藤可士和らゲストクリエーターによる作品をショーウィンドーで飾っているほか、本館1階ザ・ステージでは佐藤可士和と同プロジェクトのプロデューサー奥田清行による作品を販売している。会期は10月19日から11月1日まで。  佐藤可士和らが制作した有田焼が凱旋の画像を拡大

 イベントは「メゾン・エ・オブジェ」で2014年から3年連続で出展してきた「ARITA 400project」による日本凱旋企画と位置付け、2016年1月に発表した作品を本館1階のウィンドー全面に展示。ビートたけしらゲストクリエーターの作品を含め、展示空間のディレクションは奥田清行が手がけた。 ビートたけしのショーウインドーでは独創的なアイデアが描かれた専用ノートが背景に飾られ、5種のユニークな作品に合わせた空間を創出。3D技術を用いた建築的な手法で新しい磁器の提案を行った隈研吾のショーウインドーには磁気の素材である陶石が使われ、枯山水庭園のような世界を演出している。佐藤可士和は有田焼が持つ歴史や伝統に敬意を払いながらも革新性を打ち出したシリーズ「Dissimilar(差異)」を制作。爽やかな青色のスプラッシュペインティングをベースに、上絵として幾何学的なモチーフを金色や銀色であしらった。奥田清行は「日常の有田」をテーマにした作品を公開している。 「クリエーターが描く有田焼」として、ザ・ステージでは佐藤可士和と奥田清行が8つの窯とコラボレーションした鉢や花器、豆皿など1点物を販売。本館7階は「マルシェで出会う日常の有田焼」、5階は「伝統×モダンの名窯の有田焼」、地下1階では「『フレンチの鬼才』のハートに共鳴した有田焼」をテーマに、有田焼の魅力を発信している。奥田清行は有田焼について「日本文化の象徴であり、胸を張れる地場産業だと思っている。このイベントで実際に作品を手に取ってもらえたら嬉しい」とコメントしている。