読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.012/29〜30歳の世界一周旅【前編】

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【毎週水曜 6:00 更新】
旅を愛してやまない普通の女子たちに、旅について座談会をしてもらうこの企画。今回は、30歳を目前に世界一周の旅に一緒に出た荒井夢子さん、武山令さんが登場。でも、どうして世界一周? 前編では、旅に出た動機を中心に聞きました。



荒井夢子さん(左)、武山令さん(右)

2015年4〜9月にかけて世界一周旅を成し遂げた荒井夢子さんと武山令さん。ふたりは高校時代からの親友でなんでも話せる間柄だそう。現在、荒井さんは福祉業界に勤務するかたわら、地元・福島県田村市内の町おこしにも携わり、武山さんは家業の呉服店「紬のたけやま」、トータルフォトスタジオ「れいめい」の取締役として活躍する。







それぞれの帰国後の進路を見据え、各国で着物の展示会や取扱店舗、福祉施設、日系人に関する資料館などにも積極的に立ち寄った

◆世界一周旅のきっかけは?
どうして友人同士で?

令「新卒でリクルートに務めていたんですが、6年半の29歳で退社することを決めていて。でも、次は東京で転職するのか、福島で家業の呉服店を継ぐのかっていう結論が出せずにいたんです。前職で担当のマーケットと向き合ううちに、海外のマーケットや考え方はどんなだろうって思っていたし、もし家業を継いで経営者になるのなら海外を見てからがいいと。それでカナダに1年間留学しようと思ったんです」

夢子「その後、私も同じようなタイミングで仕事を辞めることになって」

令「それを聞いて、『じゃ、どうせなら一緒に世界一周しようよ』という話になりました。すごく簡単に決まっちゃったんですよ(笑)」

夢子「昔のメモなんかを見ると夢のひとつに“世界一周”って書いてあったから、潜在的に行きたい気持ちはあったのだと思います。旅に出る前、仕事でもプライベートでも思い悩んで袋小路に入っていて…。ここで人生の仕切り直ししたいなって。しかもけっこうな荒療治じゃないと、仕切り直せないなと。だからタイミング的にもぴったりだったし、これは行けってことだよねって即決でしたね」

令「私が先にカナダに行っていたんですけど、友人の結婚式で一時帰国した時に確認したら、お互いに気持ちが変わってなかった。だから、翌々日にはもう旅行代理店でルートを決めていましたよ(笑)」

夢子「私たちは、16回まで搭乗できる“世界一周航空券”を使いました。だいたいのルートを決めていましたが、旅先ではどんどん変更していきました。でも、それがめちゃくちゃ楽しかったんです!」





世界一周旅では、同じ車に乗り合わせたり、道端で声をかけられたり、親しくなって観光地を案内してもらったりと、思わぬ出会いがいっぱい。国籍も年齢も職業も関係なく、“今”をともにして感動を分かち合ったのだとか



アメリカ大陸中西部のモニュメント・バレーに続く一本道。学生時代の無計画旅行のようにレンタカーを借りて、アメリカのグランドサークルをまわったそう。「広大な自然を前に、心がどんどん開放されていった」とふたり

◆もともと旅は好き?
今まではどんな旅を?

令「よくふたりで旅をしていましたね。今思えば、学生のころから無計画な旅が好きだったね。名古屋や伊豆には、東京からレンタカーで行ったりして。卒業旅行ではフランスにも行ったよね!」

夢子「何も決めない旅ね。宿も決めずに向かう行きあたりばったりだからこそ、いろんなものに偶然出会えたよね」

令「より運命や縁を感じられるんだよね。今思えば私たち、学生の時から同じような旅をしていたんだね(笑)。現地の人にどこに行ったらいいか聞いたりして」

夢子「そこで出会ったお母さんから人生の教訓を学んだりしたね。今と旅のスタイルは変わってない(笑)!」

令「あと、世界一周旅に友達と行ったというと、“会話続くの?”ってよく言われる。だけど夢ちゃんだからよかった。対等にものごとを見られるし、恋愛から政治・経済の話まで何でも語れるし」

夢子「むしろ会話のネタがなくなることがなかったよね(笑)。毎日お互いに気づくことや感じることがあったから、どんどん話したいことが増えていった。私も令と一緒に行けて本当によかったです!」



抽選で1日に20人しか入れない、アメリカの“The Wave”。秘密の地図と許可証を持って、コンパスを頼りに道なき道を歩いていく。これぞ冒険!



手書きの国旗を片手に、ボリビアのウユニ塩湖にて。世界一周旅は一生の宝物に

◆“29歳”で旅に出る意味は?
日常に対する不安や焦りはなかった?

夢子「30歳になる前に、人生を総まとめしたいという気持ちはあったね」

令「この先の30代をどう生きるかを考える1年にしたかった。30歳を目前に、結婚、仕事、住む場所とか、いろんな悩みや迷いがあったので。何かと選択を迫られる年齢だったし、自分の選択に自信が持てるかもわからなかったんです」

夢子「即決したはずなのに、旅に出る直前はめっちゃ不安になりました(笑)。29歳で結婚、出産という王道から外れて、旅の間は社会人として働く責務からも離れることになる。自分はわざわざ世界一周旅という選択をして、これでいいのかって自責の念にかられたりもしました」

令「周りの目も気になっちゃうんだよね。“何を目的に行くの?”って言われるから。私の場合、家業の着物を普及するためにという体裁は整えたけど。本当のところは、世界を旅するという選択が一番ワクワクしたし、世界を見て30代の生き方を考えたい、気持ちを固めたいっていう思いがあった。自分自身が納得できていればそれでいいし、周りを納得させる理由は必要ないんだと思います」

夢子「本当にそう。でもその時の私は、自分の気持ちに素直になることが難しかった。旅に出て本当に自分が変わるかどうかもわからないから不安だったし、誰かに承認してもらわなければやっちゃいけないような気がして尻ごみしちゃっていたんですよ。私みたいな人、いっぱいいると思う」

令&夢子「(息ぴったりに)でも悩んでいるくらいなら、世界一周旅に行ったほうがいいですよ!」



取材協力:
TOKYO FAMILY RESTAURANT

タイ、ギリシャ、メキシコなど世界30カ国以上の料理と、ワールドビールを楽しめる大人のためのファミレス。旅情をくすぐるオシャレな店内は、席と席のスペースが広くて居心地抜群で、世界を旅している気持ちに!

TEL 03-3797-3355
営業時間/12:00〜15:00 18:00〜24:00(フード23:00LO、ドリンク23:30LO)
住所/東京都渋谷区東1-3-1カミニート20・3F
日定休
アクセス/渋谷駅より徒歩10分

◆30歳は全員集合!30歳をお祝いするパーティ参加者募集


オズモールでは、人生のターニングポイントを迎える“30歳”の女性をお祝いするパーティを開催。当日は、タレントのYOUさんが30歳女性の恋・仕事・人間関係etc.リアルな悩みに本音で応えるトークショーやその日限りの厄除け祈祷祭など、30代の幕開けにふさわしいスペシャルな体験が盛りだくさん。プレゼント抽選会やお土産も。同じ年の仲間たちとちょっぴりドレスアップして、素敵な30代の一歩をみんなで楽しみましょう。

WRITING/MAKI FUNABASHI