台北市立動物園提供

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(台北 19日 中央社)台北市立動物園は19日、今月2日夜にアフリカノロバの赤ちゃん1頭が誕生したと発表した。アフリカノロバは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで、「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い」として絶滅危惧IA類に分類されている。園は今回の繁殖成功は、アジアにおける新たな枝分かれの始まりになったと喜んでいる。

同園によると、園は昨年、ヨーロッパ動物園・水族館協会(EAZA)が運営するヨーロッパ絶滅危惧種計画(EEP)に働きかけ、アフリカノロバ3頭を来園させた。新たな環境に慣れると、求愛、配偶行動などをし始めたという。

メスのジーナとオスのルーカスの繁殖行動が最後に確認されたのは昨年9月18日。その後、ジーナの妊娠が確認された。

アフリカノロバの妊娠期間は一般的に377〜404日。園は出産予定日を今年9月29日から10月26日だと推測。8月中旬にジーナのお腹の膨らみを確認してからは、身体の変化を毎日確認し、スイスの獣医と協力して状況を把握していた。

アフリカノロバの赤ちゃんはオス。健康状態は良好で、現在はジーナと一緒におり、母乳を飲んだり、寝たりするほか、時折活発に探索したりもしているという。

生息地に残るアフリカノロバは600頭に満たないとされる。同園によると、動物園で飼育されている個体も263頭のみで、ヨーロッパや北米に集中している。飼育数を増やすため、より多くのパートナーの参加が早急に必要とされている。

(劉建邦/編集:名切千絵)