写真提供:マイナビニュース

写真拡大

三井化学は10月19日、敗血症の原因菌を迅速に同定する新たな検査法「Tm mapping法」の製品化を目指した富山大学との共同研究が、日本医療研究開発機構(AMED)「産学連携医療イノベーション創出プログラム」イノベーションセットアップスキームに採択されたと発表した。実施予定機関は2016年11月1日〜2018年3月31日。

患者体内の感染症の起炎菌を検出・同定するために、現在では血液培養検査が行われているが、同検査は必ずしも完全ではない。また、培養後に行う一般的な生化学的性状検査法では、検体提出から起炎菌の同定まで通常2〜3日を要するという課題がある。

Tm mapping法は、これらの課題を解決するため、同社と富山大学大学院医学薬学研究部 仁井見英樹准教授らの研究グループが開発を進めている遺伝子検査法。血液培養を行わず採決から3時間程度で未知の起炎菌を同定することができ、感染症早期に同定結果に基づいた適切な抗菌薬選択が可能となる。

同社は、同定のための検査キットを研究用試薬として提供するため、今年度末までに生産体制を構築する予定であるとしている。

(周藤瞳美)