写真提供:マイナビニュース

写真拡大

エン・ジャパンはこのほど、「ストレスチェック」に関する調査結果を発表した。同調査は8月24日〜9月20、同社が運営するサイト『エン 人事のミカタ』を利用する従業員数50名以上の企業173社を対象にインターネットで実施したもの。

ストレスチェックを実施しているか尋ねたところ、「実施している(完了した)」は45%、「準備を進めている」は44%で、合わせると約9割の企業が実施に向けて既に動いていることがわかった。一方、「実施の予定がない」は5%で、その理由として「人手不足で後回しになっている」「情報収集はしているが手がまわらない」などが挙がった。

ストレスチェックを実施している」「準備を進めている」と回答した企業に「ストレスチェック義務化に対応する上で、困難に感じた点」について聞くと、「チェックを行う体制、相談窓口などの構築」「全社員に受診させることの難しさ」「高ストレス判定の社員が医師面談を希望しない可能性」がそれぞれ42%だった。

ストレスチェックを実施していると回答した企業に、ストレスチェックを実施したことで良かった点や問題点はあるか聞いたところ、最も多かった回答は「社員のストレス状況を大まかに把握できた」(46%)だった。一方「形だけ実施するのみにとどまり、効果はない」(17%)といった意見もあった。

(フォルサ)