地方議会議員の不祥事が相次ぐなか、今度は徳島・阿波市議会の藤川豊治副議長(70)が健康診断とウソの届け出をして本会議を欠席、ネパールに山登りに行ったことが発覚した。

藤川市議の説明によると、2年前からネパールのメラ・ピーク(標高6470メートル)に登る計画を立てていて、天候が安定している秋がベストシーズンということで出かけたという。「なぜウソの届け出を出したのか」と追及されると、「プライベートじゃけん、(本当のことは)言えなかった」と正直すぎる弁解だった。

ところが、さらにこう言い放った。「一部の新聞が『ネパールに観光旅行』と書いていたが、これは遊びに行ったんではありません。2年間のトレーニングをし、体力づくりをして行った。急に変更するわけにはいかないし、キャンセル料もいる」

「あくまで山登りであって、観光旅行ではありません」

本人は「70歳の偉業」とでも思ったのかもしれないが、周囲には観光も登山も同じ。職務をスッポかして遊びに行ったことに変わりはない。秋にしか行けないことが分かっていたなら、ウソの届け出を出すのも計画の内だったのだろう。

結局、今回の山行は6000メートル付近まで登ったが、体力の限界を感じて登頂を断念、引き返したという。「あさチャン!」はナレーションで「その引き返す勇気を日本を発つ前に持てなかったんでしょうかね」と皮肉った。

藤川市議は副議長の辞職願を議会に提出し、全員協議会で謝罪したが、議員を辞めるつもりはないらしい。