【動画】コーシェ×ファセッタズム LVMHファイナリストが東京でトークショー

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 「ファセッタズム(FACETASM)」を手掛ける落合宏理と、「コーシェ(KOCHÉ)」のクリステル・コーシェ(Christelle Kocher)がファッションウィーク「Amazon Fashion Week TOKYO 2017 S/S」の初日に東京・代官山でトークショーを行った。ともにファッションコンテスト「第3回 LVMH Young Fashion Designers Prize(LVMHプライズ)」のファイナリストにノミネートされた2人。パリと日本、ともにストリートを重視する意味や、互いのファッション感について90分間にわたり語り合った。 コーシェ×ファセッタズムがトークショーの画像を拡大

 今回のトークショーは「Amazon Fashion Week TOKYO 2017 S/S」の参加のためクリステル・コーシェの来日が決まったことを受け、ファッションジャーナリストの萩原輝美が再び2人を引き合わせたことで実現。コーシェだけではなく、シャネル傘下の羽根細工工房ルマリエのクリエーティブディレクターも兼任しているクリステルは「7年前にカール・ラガーフェルドのアシスタントから声がかり、チャレンジすることにしました。パリの中でもルマリエで働けるということは特別な機会。オートクチュールは職人達の手で数千時間かけて仕上げられるまるでアートのようなものです。今は若い人のトレーニングにも当たっており、ピガールに技術を提供したようにこういった技術を新しくダイナミックな方向へと転換していきたいと考えています」と言い、落合も「既存の文化やものを今の世代の僕たちがどう壊して新しい価値を提供できるのかということは、ある意味使命だと思っています」と語った。 シグネチャーブランド「コーシェ」では「ファッションはデモクラティックなもの。良い服をもっと皆に見てほしい」という考えから、発表はストリートやアーケードといったパブリックな場所を選んできたクリステル。日本人デザイナーには尊敬する人が多く、中でも川久保玲は特別だという。トークショー中盤では東京でショーを実施してきた落合に対して東京コレクションについて問う場面もあり、落合は「東京コレクションはガラパゴス状態。世界に向けて繋がれば大きなパワーになるだろうが、繋がる方法論を見つけられていない現状。面白いクリエーターは多いけれど自己満足で終わってしまったり、何よりビジネスに繋がりにくい」と自身の見解を示しながらも、「ただ、悪いことばかりではなく、僕らの場合も東京でのこれまでがあったからミラノでショーを出来たと思っています」とポジティブな意見も加えた。 荻原は、東京というストリートを軸に据えるファセッタズムとパリのストリートで発表することに拘るコーシェには共通点があるとし、「90年代にマルジェラとコム デ ギャルソンがセーヌ川沿いの会場でコラボレーションショーを開催したことがありました。共通点と反するものを持つ2人がそういうことをやっても面白いな」と冗談と語りながらも期待を込めて2人にエールを送った。