妖怪が町を練り歩く!子ども号泣の「百鬼夜行」を見てきた

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大阪・あべのハルカス美術館で2016年11月6日まで「大妖怪展〜土偶から妖怪ウォッチまで〜」が開催されている。縄文時代に作られた土偶に始まり、一大ブームを巻き起こしたアニメ「妖怪ウォッチ」まで、日本人が“妖怪”というものをどんな風に捉え、表現してきたかを知ることができる展覧会だ。

国宝、重要文化財に指定される貴重な品も展示されており、これさえ見ておけば妖怪について一気に詳しくなれそうな総合的な展示内容となっている。

妖怪ファンのみならず、ちょっと不思議な世界に触れてみたい好奇心旺盛な方なら必見の本展。その「大妖怪展」の開催にあわせて、妖怪たちがあべのハルカス周辺を練り歩く「百鬼夜行」というイベントが開催されるという情報を聞きつけた。一体どんな妖怪たちが現れるのだろうか。

■迫力満点の妖怪たちの姿に子どもが号泣!

指定された日時にJR天王寺駅北口方面から天王寺動物園へと続く「てんしば」という公園スペースの入口へ行ってみると、ちょうど妖怪たちの行列が動き出すところだった。

京都市上京区で毎年開催される「百鬼夜行」は、京都を拠点に活動する「妖怪藝術団体 百妖箱」の協力によって開催されている。「百妖箱」のマスコットキャラクターである三つ目の「夜行童子」を先頭に、太鼓の音にあわせて妖怪たちが続々現れる。

およそ30体の妖怪たちが参加する行列は、凝った外見で、突然、驚かしてくるので気が抜けない。妖怪たちに近づかれ、多くの子どもが泣き出してしまう。

とはいえ、妖怪たちは沿道の人々に大人気。ギャラリーは皆カメラを構えて集まり、この非現実的な状況を撮影している。

工事現場を囲うフェンスの前を歩いていく妖怪たちの姿がとてもシュールでよかった。

この日は、同じく「百妖箱」がプロデュースする「妖怪アートフリマ モノノケ市」という、妖怪をテーマに様々な作家が手作りの品を持ち寄る手作り市も「てんしば」の敷地内で開催されており、まさに辺りは妖怪一色となった。

「てんしば」をぐるっと回ってきた「百鬼夜行」の行列、スタート地点近くに一度集まって記念撮影。

その後、あべのハルカス美術館前の広場や展望台「ハルカス300」にも現れて人々を驚かせていた。

■約120点の美術品から浮かび上がる妖怪の愛らしさ

「大妖怪展〜土偶から妖怪ウォッチまで〜」では、前述の通り、国宝、重文の貴重な品も含む約120点の美術品で構成されている。

妖怪たちが歩く「百鬼夜行」を描いた「百鬼夜行絵巻」も展示されている。見ていると複雑な形をした妙な妖怪ばかりでなんだかユーモラスである。

重要文化財 伝・土佐光信 「百鬼夜行絵巻」(部分)
室町時代(16世紀)
京都・真珠庵蔵
展示期間:10/12〜11/6
もちろん、幽霊画に代表されるような、おどろおどろしいものもある。恐ろしいものでも、それが繰り返しモチーフとして描かれ続けてきたということはやはり人間は妖しいもの、怖いものが大好きだということだろう。

本展を通じて、人間が絶えず、見えないものや正体のわからないものに怯えながらも惹かれてきた、歴史を感じることができたような気がした。会期は11月6日までとなっているので、お見逃しなく!「教えて!goo」では、「一番怖い妖怪といえば?」ということでみんなの意見を募集中だ。

※写真提供(百鬼夜行絵巻):あべのハルカス美術館

【店舗情報】
「大妖怪展〜土偶から妖怪ウォッチまで〜」
開催場所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1−1−43 あべのハルカス16階 あべのハルカス美術館
開催期間:2016年9月10日(土)〜11月6日(日)
開館時間:火〜金/午前10時〜午後8時 月・土・日・祝/午前10時〜午後6時
※入館は閉館の30分前まで

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)