お湯さえあれば手軽に食べられてお腹も満たされるカップ麺やインスタントラーメン。しかし、できれば食べないほうがいい「体に悪い食品」というイメージがありますよね。実際これらのインスタント食品は何が体に良くないのでしょうか? 気になる疑問を調べてみました。

カップ麺は体に悪いといわれるけれど…

世界で初めてのインスタントラーメンである「チキンラーメン」、初めてのカップ麺である「カップヌードル」。これらは日本の日清食品が作ったもので、日本発祥です。大人気になり模倣品も多く作られた当時は、製造工程で使われる油の質が悪く、体調を崩す人やお腹をこわす人もいたといいます。一時期は容器に熱湯を注ぐことで容器から有害物質が溶け出ると噂になったことも。そういった印象が根強く残っている私たちの祖父母や親世代が「カップ麺は体に悪い」と子供たちに言い続けた結果、カップ麺=体に悪いというイメージが何となくあるのですね。現在は厳しく品質チェックも行われており、体に害を及ぼすような商品はないので、そういった心配は必要ありません。

不安要因その1、塩分が多いのでは?

とはいえインスタントラーメンやカップ麺にヘルシーなイメージはありませんよね。その理由の一つが塩分過多。実は、塩分過多はカップ麺に限ったことではありません。日本では一日の塩分摂取目安量は約6gですが、カップ麺1個でおよそ5.1g。これは外食で天丼や親子丼、チャーハンやお蕎麦を食べても同等の塩分摂取になりますし、冷凍チャーハンやピラフとスープでも同じです。確かに汁まで全部飲み干すと塩分過多なので、塩分が気になる場合もそうでない場合も汁を飲まなければ、2.5gくらいまで減塩できます。

不安要因その2、添加物大量なイメージ

カップ麺などは添加物が多く含まれているので味覚がおかしくなるともいわれますが本当でしょうか? カップ麺やインスタントラーメンに含まれている添加物は、麺のコシや滑らかさを出す増粘安定剤、麺の油分を均一にするための乳化剤、油脂の酸化を防止する酸化防止剤、麺やスープの色を保つ着色料などですが、現在はほとんどが天然由来の成分で毎日食べても体に影響を及ぼさないことが証明されています。これらの添加物はインスタント食品に限らず、ほとんどの食品に使われています。ただし、カップ麺やインスタントラーメンばかり食べているとミネラル不足になり、味覚障害になりやすいことがわかっています。これが「舌がばかになる」といわれる原因。加工食品に多く含まれる「リン酸塩」はどんな食品にも含まれていますが、それ以上にインスタント食品を多く摂取すると過剰摂取になり、骨や歯が弱くなったり腎機能が低下するといった弊害も起こりうるので注意が必要です。

カップ麺が体に害を及ぼすのではなく、偏った食生活が害を及ぼすのですね。カップ麺に限らず、どんなものでもそればかり食べていたのでは栄養が偏ってしまうということ。インスタント食品はたまの楽しみにしておくのが良いようです。


writer:しゃけごはん