プロ直伝の寝かしつけのコツ。親子で取り組む“入眠儀式”

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「気が付いたら、子供よりも私が寝てしまって…」という声や、「『寝なさい!』と言うのがもう嫌。自然と子供が眠くなるのを待つといつも就寝時間は23時以降なの…」など、ママ達の子供の眠りに関する悩みを伺う事が頻繁にあります。
 
ある調査では、子供の寝かしつけに悩みを持つママが7割以上という結果も。子供達がスムーズに眠りに就いてくれる事は、子供達だけではなくママ達・パパ達のストレスのない穏やかな一日の終わりにとっても大切なことです。
 
そこで、子供の眠りスイッチをONにする仕組みと、大人も子供も今よりゆったり幸せな眠りにつくためのコツをご紹介します。

『いつまで起きてるのー!』は逆効果! 子供の眠りスイッチをONにするには?

子供達の自然な眠気を誘うには、
・眠気物質を発生させる「メラトニン」が充分に分泌される事
・精神的なリラックス状態を保つ事
の2点がポイントです。

●ポイント  屮瓮薀肇縫鵝廚諒泌

メラトニンは光に当たると抑制されるため、就寝前の1時間は蛍光灯や液晶のブルーライトを浴びない事が重要です。夕飯後は夜モードにシフトし、お部屋の照明を少し落として夜を演出してみてはどうでしょう?子供たちも自然と夜の訪れを「光」で実感する事で、元気な子供達の活動量を軽減させる効果もあります。

●ポイント◆.螢薀奪ス状態の維持

眠気は、副交感神経が交換神経よりも優位になるリラックスした状態で訪れます。このときに、ママ達の「コラー!いつまで起きてるのー!眠りなさい!!」という怒りや小言が子供達に降りかかっていたらどうなるでしょう?
 
怒られた子供達のドキドキ感が交換神経を優位にさせ、眠気を引き起こすリラックス状態が台無しになってしまいます。子供達の眠りやすい気持ちづくりのためにも、ママも少し声と怒りのトーンを抑えてゆったりと構えることが大切かもしれません。

子供達の入眠儀式のポイント:安心感とスキンシップ

眠る前の光環境と子供達のリラックス状態、これが子供達の眠りのスイッチONにするために大切な要素でした。ですが現実は、子供達に少し落ち着いたリラックス状態をつくる事はものすごく難しいこと。絵本を読んだり音楽を聴いたり、お話しをしたり、ベビー・キッズマッサージをしたり、
 
あの手この手で入眠儀式や寝かしつけを模索してみても、なかなかうまくいかないというママも多いのではないでしょうか。そこで、入眠儀式・寝かしつけを行う上で大事な心構えを2つご紹介します。

●安心感を育て、満たすこと

多くの子供達に共通して言える事は、子供達の「安心感」を満たしてあげる事が、入眠儀式にはとても大切だということ。幼児期にもなると体力もついてくるので、眠る前のわずかな時間さえもいかに遊び倒すか!を考える子供達。「明日、早起きしたら、その遊びの続きしようね。」と伝えてあげるもの解決策の一つです。
 
子供達の「安心感」は、毎日繰り返される習慣性からも生み出されます。4歳のお子さんを持つママから聞いたお話しです。パジャマに着替えたら、歯磨きとトイレを済ませて、大好きな2冊を選んで絵本タイム。そして眠る前は決まって「明日も○○ちゃんにとって良い一日になりますように」の言葉をかけ、毎日同じ流れの眠り支度と同じセリフで1日を締めくくるのだそう。始めて2週間繰り返す頃には、自然と子供が自分からその流れで動くようになり、ママ自身にも眠る前の一連の流れが定着したそう。

●効果的な親子のスキンシップ

言わずもがなですが、“親子の触れ合い”も子供達にはとても大切なポイントです。日本で主流のお子さんとの「添い寝」。賛否両論の意見がありますが、海外においても添い寝によって得られる子供への情緒的なメリットを主張する意見も増えてきました。添い寝は日本の住居環境文化が生んだ、効果的な親子のスキンシップタイムだと思います。
 
一般的に子供は大人以上に寝返りが多いものです。添い寝をするときには、可能な限り大きなサイズのベッド・マットレス、少し硬めのマットレスを選んで頂く事を推奨しています。親子双方にストレスのない睡眠環境を整えて頂きたいと思います。

一日の終わりがよければすべてよし! “ベッドタイムスペシャリティーズ”のすすめ

一日の終わりでもある就寝「前」時間を幸せな時間にする事は、スムーズな入眠の秘訣のみならず、睡眠の質を高めるともいわれています。これは、大人にも子供にも共通して言えること。
 
私自身、周囲から「眠らない女」と言われていた20 代の頃は、眠る間を惜しんで仕事をし、遊んでいました。仕事の納期が迫り徹夜をする事もしばしば。そんな生活をしていたせいでしょうか、「眠ったら何もできないから、もったいない!」と言う、4歳の息子の気持ちがよく分かります。
 
そこで、我が家は「ベッドタイムスペシャリティー」という眠る前のお楽しみタイムを
設けています。

【子供のスペシャリティー】

寝室だけで読める絵本寝室だけで聴ける音楽そして寝室だけで聞ける子供が生まれる前のママやパパの昔話 …など

 

【大人のスペシャリティー】

寝室だけの香り読書タイムホットワインやホットティー(アルコールは眠りの質を下げるので、飲みすぎには注意)ベッドタイムヨガ …など

 
大人が入眠儀式やベッドタイムスペシャリティーズを楽しめれば、その気持ちは子供にも伝わります。「寝てしまうのはもったいないけど…寝る前も楽しみ!」子供がそんな風に感じるようになれば、もうそれは「ベッドタイムスペシャリティー」大成功です。寝室時間を少し演出する事で、大人にとっても、子供にとっても眠りが益々贅沢なものになります。暖かい布団が心地良くなるこの季節、「我が家のベッドタイムスペシャリティーズ」を見つけてみませんか?

photo:Thinkstock / Getty Images