今年のビヨンセは、夫ジェイ・Zの浮気疑惑が浮上したり、ドクターストップがかかってコンサートを延期したり、風邪を引いてエミー賞を欠席し、さらにノミネートされていた『レモネード』が惜しくも受賞を逃したりと、ファンが心配するほど向かい風の中にいた。でも、どれもディーバにとっては取るに足らないこと。彼女は自身の情熱が決して後ろを向かないことを証明してみせた。

現地時間15日、ニューヨークにて行われていたチャリティーライブ「Tidal X:1015」のパフォーマンスで、ビヨンセが見せつけたプロ根性が喝采を浴びている。

ビヨンセと夫のジェイ・Zが、貧困で苦しむ子供たちに教育を受ける機会を与えるため主催したこのチャリティイベント。売上金は「Robin Hood Foundation」という主にニューヨークの貧しい地域で暮らす子供たちを教育面で支援する団体に寄付されるという。

ライブのオープニングを飾ったのは、2013年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでマイリー・サイラスと行ったパフォーマンスが賛否両論を呼んだ歌手ロビン・シック。しかし、残念ながら遅れて到着した観客が多かったため、観客席はまばらで、いまいち盛り上がりに欠けたまま終了してしまったんだとか。そして次に登場したのがビヨンセ。この日、3度のパフォーマンスを行ったビヨンセが、一気に会場を熱気に包み込んだ。

その後はアリアナ・グランデなどと共演している女性ラッパーのニッキー・ミナージュやアリシア・キーズなどの大人気歌手が持ち歌を何曲も披露し、ビヨンセの盛り上がりをそのままキープすることに成功。

そしてライブ開始から1時間ほど経った頃、ビヨンセが2度目の登場。アルバム『レモネード』に収録されている「6 インチ feat. ザ・ウィークエンド」を披露した。

まるで本棚のようなセットで歌って踊るビヨンセ。

次に、歌ったのは映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』にも使用された「ホーンテッド」。しかし、曲中にアクシデント発生。ビヨンセ本人がInstagramにも投稿したほどお気に入りの長い三つ編みが大きなピアスに引っかかり、耳たぶが千切れてしまったのだ…。

A photo posted by Beyoncé (@beyonce) on

複雑なダンスを踊っていた最中に引っかかったと見られる。

スタートした瞬間からピアスに髪が引っかかっている様子。動画の0:25頃に左耳を触っているが、その後も激しいパフォーマンスを続けたビヨンセ。2:30秒過ぎには出血していることに気づいたのか耳に触れたものの、そのままさりげなく腕を伸ばし、パフォーマンスの一部のであるかのように演出。その後もディーバらしい堂々とした風格でパフォーマンスをやり遂げた! かっこよすぎ…。

3度目の登場はライブのエンディング。披露したのは『レモネード』から「オール・ナイト」。

歌の終盤では今のアメリカについてコメントし、20名以上のゲストで構成されたおよそ5時間のライブは幕を閉じた。

「私は無力だと感じることがあるの。だけど、"何もしない"という選択肢は今はないのよ。私たちは無力なんかじゃない。まだみんなの中にある炎は燃えているはず。11月の選挙に行ってください」

思わぬハプニングにも怯まず、パワフルなパフォーマンスを見せてくれたビヨンセ。足を運んでくれたお客さんを決してガッカリさせないどころか、120%の情熱を見せつけた彼女に惚れ直したファンは少なくない。