日本で数年前に急激なブームを起こすも、今ではすっかり落ち着いた感のある「韓流」。今も衛星放送などで韓国ドラマが数多くオンエアされており、根強いファンが少なからずいることは間違いないが、その勢いは中国国内の比ではない。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本で数年前に急激なブームを起こすも、今ではすっかり落ち着いた感のある「韓流」。今も衛星放送などで韓国ドラマが数多くオンエアされており、根強いファンが少なからずいることは間違いないが、その勢いは中国国内の比ではない。

 中国メディア・今日頭条は15日、「どうして中国人は日本のスターよりも韓国のスターのほうがはるかに好きなのか」とする記事を掲載した。

 記事はまず「日本と韓国におけるスター育成プロセスの違い」について説明。韓国では、専門の企業が芸能人のトレーニングを実施し、ダンスや歌など専門的かつ厳しい訓練が行われるとした。その徹底ぶりについて記事は「これほどまでに変態」、「まるで軍隊のごとく毎日練習、練習、練習でとても疲れる」と称している。一方で、日本でも育成機関は存在するが「韓国のような変態さはなく、緩やかだ」とした。

 また、韓国の国を挙げての文化輸出戦略の成果もあり、「多くの少女が韓国人スターの化粧やファッションを模倣している。相対的に見て、日本の芸能人をマネする人は少ない」と解説。その背景には、韓国ドラマが「金持ちのイケメンが、貧しく醜くも善良なヒロインと結ばれる」という、非現実的ながらも感情移入したくなるお決まりの内容であるのに対し、日本の作品は「平民のヒロインに平民の男が愛しあう、実に日常的な些細なストーリー」であるゆえ「少女の心を動かす事ができない」という点があると論じている。

 記事は、「背が高くイケメンで優しい男」、「細く美しく白い女」という韓国人スターのキャラクターについて、「聞くと実に新鮮味にかけるが、新鮮味にかけるものこそ、多くの人に受けるのである」と評した。

 記事もその都度断りを入れているが、中国において全く日本のスターの人気がないわけではなく、日本のドラマの「日常感」を好む人も少なからずいる。ただ、それ以上に「現実離れしている上新鮮味がないお決まりの内容であるものの、そこに安心感や憧れを抱かせる」韓国のドラマやスターを好む傾向が中国では強い、ということなのだ。

 マンネリも、自信を持って貫き通せば「偉大」になる可能性を秘めているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)