仕事中に居眠りしてしまう部下への対処方法

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部下が仕事中に居眠り。そんなとき上司のあなたならどうしますか?
 
本来なら仕事中に寝ているなんてもってのほか。しかし、最近の調べでは、日中の眠気には生活習慣や心身の問題など、複雑な原因があることも判明しています。ここでは、そんな部下を正しく導くため、上司に心がけてほしいポイントをまとめました。

頻繁に居眠りしている部下への注意、どうする?

あなたの周りには作業中や会議になると、居眠りをはじめてしまう部下がいませんか? 決してやる気がないわけでもないし、仕事もきちんとしている。でも、いつも眠そうにしている。そんな部下への注意はなかなか難しいところでしょう。
 
当然放置するわけにはいきませんが、かといって頭ごなしに「仕事中に何をしているんだ」と怒鳴りつけてしまうのは最善策とはいえません。部下自身も、そんな居眠りをしてしまう体質に悩んでいる可能性があるかもしれません。
 
上司としては仕事中の居眠りには注意をする必要はありますが、それと同時に部下の事情や体調をヒアリングしてみることも重要です。現代人には睡眠障害に悩まされている人は多く、部下もそれに当てはまることが考えられます。眠くなる時間帯や毎日の睡眠時間などを聞いたうえで、対策をたてましょう。

体調管理の徹底を促す

仕事中の居眠りの原因として考えられるのは、まず「睡眠不足」です。
 
毎日、十分な睡眠時間を確保できているか、部下に聞いてみましょう。「6時間睡眠」が十分な睡眠時間の基準になっていることが多いですが、実は適切な睡眠時間は人それぞれ。まずは、部下に15分でも早く寝ることをすすめてみるのがよいでしょう。
 
また、昼食後の時間帯に居眠りをしているようなら、昼食をたくさん食べ過ぎている可能性があります。これは、消化のために身体が熱を出すことで、身体が温まり、睡眠欲がかき立てられるため。うどんやそばなど温かい食べ物も身体の熱を上げて居眠りの原因に。
 
そのほか、激しい運動も身体が温まる原因になります。若者に多いのが、朝の時間帯に遅刻を防ごうと全力疾走する習慣です。この習慣は身体に熱を発生させ、仕事中の居眠りにつながります。
 
このように、居眠りの原因を追究した上で、体調管理の徹底を促しましょう。

仮眠を取らせる

しかし、これらの生活習慣を改善させるだけでは、仕事中の居眠りの改善にいたらないケースもあります。それは、部下が睡眠障害を抱えているとき。
寝ようとしても寝付きが悪かったり、睡眠中のいびきや呼吸が変調をきたすなどさまざまな理由で深い睡眠がとれず、日中の眠気につながる症状を「睡眠障害」といいます。睡眠障害は自力での克服が難しい症状であり、医師のアドバイスや治療が必要。どうしても仕事中の居眠りがなくならないようなら、休憩室などで仮眠をとることをすすめるのも一つの方法でしょう。
 
わずかな時間の仮眠でも、頭の中をスッキリできることがあります。また、デスクで居眠りするくらいなら、休憩室できちんと眠らせたほうが、社内の風紀にも良いでしょう。そのうえで、しっかりと病院に行って診察してもらうことをすすめてあげてください。実際に、睡眠障害の治療の現場では、上司からの勧めで医療機関を受診して睡眠障害に気づくケースもあるそう。眠気は主観的なもので、いつも眠いと次第に慣れてしまうもの。さらに寝ている間の不調には自分で気づきにくいことから、昼間の部下の変調に気が付いたら見過ごさずに部下と向き合ってみることが大切なのです。

おわりに

上司の立場で、部下の仕事中居眠りに対応するのは、なかなか繊細な問題をはらんでいることもしばしば。大切なのは、事情がそれぞれあるという前提で、部下に接することです。
 
会社はあくまで仕事をする場所。ときには毅然とした態度で部下に接することも必要でしょう。果たして部下が問題を抱えているのか、単に生活がたるんでいるのか、見極めながら対応するのもまた上司の注意力にかかっています。