地球上では氷河期が繰り返し訪れ地表の生命に大きな影響を与えてきましたが、その原因は正確にはわかっていません。しかし新たな研究によると、5500万年前に地球に落下した隕石が地球の温暖化をもたらし、さらには哺乳類の繁栄のきっかけとなったというのです。
 
ラトガース大学のDennis Kent研究員は、ニュージャージー州の海岸にて球状のガラスの破片を発見しています。このガラスは大西洋に落下した10kmほどの隕石の落下時に融解したデブリが大気中に放出され、それが凝固したものだと考えられるのです。
 
さらに、Kent氏は約5560万年前にはじまったCO2や他の温室効果ガスによる地球温暖化も、この隕石衝突が原因だと考えています。この地球温暖化は、1,000年もたたないうちに6度も気温が上昇するほど急激なものでした。また、急激な地球温暖化は地球環境にもたらされたより軽い炭素の同位体によるものでした。
 
「この温暖化のスピードは急速なものでした。つまり、そこに何らかの原因があったと考えられるのです」と、Kent氏は語っています。
 
なお、Kent氏が発見した球状のガラス「マイクロテクタイト」は1,700度付近という高温で生成されます。これが隕石の衝突によるデブリの放出によって生成されたものなのかどうか、今後もさらに研究が進められることでしょう。
 
Image Credit: The Verge
■Scientists believe a comet impact may have helped mammals take over Earth
http://www.theverge.com/2016/10/13/13257470/asteroid-comet-earth-impact-global-warming-period?utm_source=rss&utm_medium=rss