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電通と子会社である電通テックは10月14日、プロモーション領域における成長戦略を加速させるためとして、2017年1月4日付で事業再編を行うと発表した。電通のイベント&スペース・デザイン局と電通テックのイベント&スペース関連部署を統合し、現在の電通テックを「電通ライブ」に改組改称するとともに、新たに「電通テック」を設立する。

同社グループでは、イベント&スペース開発を「リアルな体験価値を創造する事業」としてとらえ直して電通本社と電通テックのイベント&スペース事業を統合し、イベント専業社として国内最大の売上高になるという電通ライブを立ち上げる。

専門の人材とノウハウの集約により、企画からデザイン、演出・制作・運営、デジタル・マーケティングとの統合までをワンストップでプロデュースする、高度なサービスを提供していくという。

新会社では、従来のイベント&スペース開発業務に加え、新たな戦略領域として、「最先端のデジタル・テクノロジーで体験価値を向上するビジネス」「ライフスタイル・マーケティング視点の店舗開発やオペレーションを行うビジネス」「投資型のイベント&スペース開発ビジネス」「次世代型のシティ・ブランディング・ビジネス」の4つを展開する。

デジタル・テクノロジー関連ビジネスでは、最先端のテクノロジーの利用により来場者の感動体験を拡張し、その拡散を狙う。また、来場者データとデジタル・マーケティング手法を統合させることで、さらなる体験価値向上のためのビジネスを開発。

ライフスタイル・マーケティング視点のビジネスについては、店舗のブランド構築に向けて、ライフスタイル・マーケティング視点で体験コンテンツやオペレーション・プログラムの開発を図る、高付加価値ビジネスを推進していくという。投資型ビジネスにおいては、話題性の高いコンテンツを利用する興行型イベントや、好立地不動産をイベント・スペースとして利用する投資型のビジネス開発を行う。

シティ・ブランディング・ビジネスでは、エンターテインメントとテクノロジーを融合したソフト視点で、地方創生需要や海外来訪者需要などを見据え、新機軸の街づくりを実施する。

新会社の資本金は26億5000万円。従業員数は約400人で、関西支社と名古屋支社を設ける。なお、新会社となる電通テックは現在の電通テックが提供してきた販促プロモーション事業について、各種キャンペーン作業のデジタル化など顧客の需要が高まっているデジタル・マーケティングに対応できる制作・実施体制への転換を加速していく。

(山本善之介)