イタリア中部の町に誰でも自由に飲める「ワインの泉」(出典:https://www.instagram.com/dora_sarchese)

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井戸の水質が信じられないならワインの方がよほど安全とばかり、南欧の人々は水のようにワインを飲んで常に酔っぱらっている―それを昔の話と笑って片付けるのはちょっと待った。イタリア中部のアブルッツォ州には「誰でも好きなだけ飲んでOK!」という“ワインの泉”が存在するという。

英メディア『metro.co.uk』が伝えているところによれば、ワインの泉があるのはアドリア海沿岸に位置する、ローマからは東に200kmほどというキエーティ県のオルトーナという自治体。このあたりのなだらかな丘陵地帯には広大なブドウ畑が広がり、モンテプルチャーノ種はワイン漫画の決定版と称される『神の雫』でも紹介された美味しい赤ワインへと生まれ変わる。ほかにもフルーティなペコリーノ種の白ワインが有名だ。

そんなオルトーナのヴィッラ・カルダリという国道538号線沿いの集落にあるブドウ園「Dora Sarchese」が、「24時間365日、好きなだけ飲んでいいよ」としてワインを人々に無料で提供するサービスをスタートさせた。近くには世界から巡礼で訪れるカトリック信者が立ち寄る「サン・トンマーゾ教会(Chiesa di San Tommaso)」があり、その非営利・支援プロジェクトの一つであるとのこと。巡礼で乾いた喉をワインで潤してほしいそうだ。

ちなみにイギリスでは近年、ヨークシャーのスポーツイベント会社「Team OA」が参加資格18歳以上という“Wineathlon(ワインアスロン)”なる10kmのマラソン大会を成功させ、人々の大きな関心を集めている。給水所や販売所には世界中から仕入れたワインが置かれ、楽しいコスチュームで走るランナー見たさと飲みたさで地域住民もピクニックシート持参で会場に集まるとのこと。そこは完全に「ワインまつり」と化すそうだ。

出典:https://www.instagram.com/dora_sarchese
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)