ドローンからマンションまで──「レゴ」モチーフのアイテムが増殖中

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さまざまなかたちで拡張するレゴ・コラボレーションアイテムの数々を紹介。生まれてから半世紀が経った世界でもっとも有名なおもちゃ、レゴブロックはいまもインスピレーションを与え続けている。ぼくらはやっぱりレゴが好き、なのだ。

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2/5ファッショナブルなレゴ製バッグをつくり続ける「agabag」
ハンドバッグやクラッチバッグ、ポーチなどレゴを素材にしたファッショナブルなバッグを販売するagabagは、2010年からレゴ一筋にオリジナル作品を作り続けているポーランドのハンドメイドメーカーだ。マーケットプレイスサーヴィス「Etsy」で人気を集めていて、2017年の新作コレクションではデジタルなドット絵をモチーフにしたカジュアルなショルダーボーチのシリーズを発表している。

3/5カスタマイズ自在なレゴドローン「Flybrix」
手のひらサイズのコンパクトなドローンをつくれる「Flybrix」は、8つのローターとArduino互換のマイコンを搭載したフライトボード、レゴブロックが1つになったキットで、クワッド、ヘクサ、オクトタイプのドローンを自在にデザインできる。市販のレゴブロックでボディをカスタマイズしたり、GPSやWi-Fi機能を拡張したり、小さいながら本格的なドローンを作成可能。

4/5実物大のマスタングをインテリアに再現
マスタングの40周年を記念して愛好家たちがレゴを使った2分の1スケールのインテリアを完成させた。19万個以上のレゴブロックを使い、1,200時間かけてつくり上げられた車体は、レゴが1964年に発売した4分の1スケールのマスタングをそのまま再現したもので、内部まで細かくつくり込まれているという。さすがに走らせることはできないが、ヘッドランプなどはちゃんと点灯する。

5/5実用性とデザインを兼ね備えた「レゴを踏んでも痛くないスリッパ」
レゴをモチーフにしたというよりは、レゴのためにデザインされたスリッパがフランスの広告代理店のサイトで紹介されている。レゴブロックをイメージさせる四角い形で底はぶ厚く、床に散らばったレゴをうっかり踏んでも痛くないのが特徴だ。クリスマスプロモーションの限定品として製作されたそうだが、こんな形のスリッパがあるのなら、ぜひ公式でゲタヴァージョンもつくってほしいところだ。

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1958年に誕生したレゴブロックは、シンプルながら無限の創造性をもたらすツールとして、数多くのクリエイティヴィティに影響を与えてきた。レゴブロックの基本特許は1980年代に期限切れしているため類似商品をつくることは可能だが、ひと目見て「レゴだ!」とわかるほどブランディングが確立されていることから、レゴとコラボするかたちでモチーフに採用する製品が数多く登場している。

「レゴ」という名前が意味するとおり(デンマーク語で「よく遊べ」という意味の“leg godt”を略したもの)、遊び心を刺激し続けてきたおもちゃは、倒産寸前の苦難に陥ったときも伝統の形状を守り続け、子どもから大人まで愛されるデザインアイコンとしての地位を獲得するまでになった。見るだけでわくわくする気持ちさせてくれる不思議な魅力は、ファッションや建築にまで影響を与え、多くの人たちを創造の世界へと導いている。

なぜこうも人はレゴに魅了され続けるのだろうか。それはいつまでも遊び続けていたいと子どものときの思いを取り戻させてくれるからなのかもしれない(たぶん)。

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