ロシアの海域で操業していた北朝鮮の漁船に対して、ロシアの海上警備隊が発砲し、北朝鮮の乗組員1人が死亡する事件が起きたとAP通信が報じた。

ロシア連邦保安庁によると、14日夜に北朝鮮の漁船「テヤン10号」がロシアの排他的経済水域で違法操業を行っていた。これを発見した国境警備隊は同船に停船を命じた。

警備隊員が同船に乗り込み臨検しようとしたが、乗務員は暴力的に抵抗した上、警備隊員の武器を奪い、そのまま逃走しようとした。

ロシアの警備艇はテヤン10号に対して数回警告射撃を行った。それにもかかわらず、漁船の乗組員は警備隊員に暴力を振るい、頭部を負傷させたため、自衛のためやむを得ず銃撃したという。その結果、北朝鮮の乗組員1人が死亡、8人が負傷した。

国境警備隊は当該船舶を抑留し、違法操業で得た海産物を押収した。

連邦保安庁はウラジオストク駐在の北朝鮮領事館に通報したが、領事館は特に反応を示していないという。