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アクセンチュアは10月14日、同社が提供する分析サービスや分析基盤構築サービスのうち、日本市場に向けて重点的に展開を行うサービスに関する記者説明会を開催した。

初めに、Accenture Data Science Center of Excellence グローバル統括 兼 アクセンチュア アナリティクス 日本統括マネジング・ディレクターの工藤卓哉氏が説明を行った。

同社は、アナリティクスサービスとして「アクセンチュアアナリティクス先進ソリューション」「分析処理基盤構築サービス」「分析領域コンサルティングサービス」を提供している。今回、これらのサービスのうち、「波形特徴量抽出エンジン」「アクセンチュアインサイトプラットフォーム(AIP: Accenture Insights Platform)」「分析BPOサービス」が紹介された。

波形特徴量抽出エンジンは、乗用車や船舶のエンジンなど、各種機器に付属するセンサーデータから多種多量の時系列データがアップロードされる場合に、時系列データの特徴を自動的にとらえ、機器がどのような状態にあるかを把握することを可能にするもの。

「時系列データの特徴量抽出に手間がかかっていた」「どの特徴量が使えるかの判断に時間がかかっていた」といった課題を解決する。

今回、国内で本格提供を開始するのが「AIP」だ。AIPはクラウドベースの分析基盤のマネージドサービスとなる。分析処理における各レイヤ(クラウド・ストレージ・ETL・アナリティクス・可視化)の機能を有し、OSSを中心とした環境を提供する。

工藤氏はAIPの特徴として導入のスピードが速いことを挙げたが、手続き開始から1、2週間で利用が可能になるという。さらに、AIPの特徴として紹介されたのが料金体系だ。分析観光の最小構成で初期費用100万円から、月額料金50万円から利用できる。ただし、これらにはAIP導入に関するコンサルティング費用、データ移行、分析支援作業は含まれない。

分析BPOサービスは、分析業務をアクセンチュアがアウトソーシングにより一括で請負うサービスで、あらゆる業種の業務に対応可能としている。同サービスは、「分析組織の立ち上げ」「分析品質の担保」「長期契約によるコスト抑制」を実現する。

業務移管コストは長期契約を前提とした場合、アクセンチュアが初期移管費用を負担するとしている。あわせて、分析業務に標準化、集約化、自動化を適用することで、コストが削減されるという。

説明会には、インテル 執行役員 インダストリー事業本部長の張磊氏も登壇し、両社の提携関係について説明した。両社は、IoT、ビッグデータ、ソフトウェア・デファインド・インフラストラクチャ/プライベート・クラウドに関連する企業向けソリューションと機能を提供していくという。同氏はIoTおよびビッグデータ分野における協業を紹介した。

アクセンチュアが提供するIoTソリューションについて、インテルはエッジ・コンピューティング機能やセキュリティを提供する。「IoTソリューションにおいて、エッジデバイスのデータをクラウドに送って処理を行い、それをエッジデバイスに返すという処理は現実的ではない。エッジ・デバイスでも処理できる性能が必要」と張氏。

また、ビッグデータソリューションとしては、「多様なデータソースへの接続機能」「先進のデータ分析と可視化」「分散型データストレージと並列処理」を提供していく。

工藤氏は同社が提供するサービスの強みについて、「われわれは顧客の業務を知り尽くしている。したがって、業務を理解した形で、サービスの導入を支援することができる」と語った。