ポルトガルの首都、リスボン屈指の繁華街で、「低い土地」という意味をもつ「バイシャ」地区。

そのランドマーク的存在が、100歳を超えるサンタ・ジュスタのエレベーター。

パリのエッフェル塔を設計したエッフェルの弟子のフランス系建築家によって、20世紀はじめに造られたネオ・ゴシック様式のエレベーターです。

もともとは、低地バイシャ地区と坂の上に位置するシアード地区を結ぶ市民の足として造られたもの。「7つの丘の街」とも呼ばれるほど起伏の多いリスボンの街で重要な役割を果たしていました。今となっては、観光客に大人気のスポットです。

独特の存在感を放つレトロなエレベーターの姿はインパクト大。リスボンに行ったら乗ってみるしかありませんね。

あまりの人気で乗車待ちの列が絶えないので、夜に行くのがおすすめ。夜だからといってすぐに乗れるというわけではありませんが、他の観光スポットが閉まった後の時間帯なら観光プランに影響が出ないからです。

エレベーターの乗車料金が5ユーロかかるため、サンタ・ジュスタのエレベーターに乗る日は、リスボアカードや、リスボン市内のメトロやトラムなどに使える一日乗車券を利用するのがお得。

ゴトゴト揺れながら上へ上へと昇っていくレトロなエレベーター。高さ45メートルの展望デッキからは、サン・ジョルジェ城やバイシャ地区が一望できます。

1755年のリスボン大地震の被害を今に伝えるカルモ教会。ライトアップされた夜は幻想的な姿で私たちの目を楽しませてくれます。

リスボンの街を見下ろす高台に建つサン・ジョルジェ城からバイシャ地区へと続く道路は、オレンジがかった光の道に変身。

海かと思うほど雄大な流れのテージョ川を豪華客船がゆったりと進んでいく様子は、港町として発展してきたリスボンらしさが感じられる風景です。

「リスボンのへそ」ともいえるロシオ広場からは、若者たちの活気あふれる声が聞こえてきます。

市民の足としての役割は終えても、今なお人々に愛され続けるサンタ・ジュスタのエレベーターは、まさにリスボンの今と昔が交錯する場所。

レトロな味わいと展望台デッキからの絶景が魅力のサンタ・ジュスタのエレベーターに乗って、リスボンの街をもっと楽しんでみませんか。

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