北朝鮮は8月24日に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射に成功した。北朝鮮の脅威に対し、韓国の与党内や軍事専門家の間では、原子力潜水艦の保有を求める声が高まった。(イメージ写真提供:123RF)

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 北朝鮮は8月24日に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射に成功した。北朝鮮の脅威に対し、韓国の与党内や軍事専門家の間では、原子力潜水艦の保有を求める声が高まった。

 韓国の軍当局は現在のところ、原子力潜水艦の建造計画はないと説明しているが、中国メディアの今日頭条の13日付の記事は、韓国には原子力潜水艦を製造する能力があると説明、また日本にも核武装する能力があると主張する記事を掲載した。

 記事は原子力潜水艦を製造する韓国の能力について「1990年代中ごろに関連技術の模索を開始、21世紀初めにはかなり進んだ」と説明、韓国には10年以内に原子力潜水艦を製造する実力があると指摘した。また日本の原子力技術は「最先端」であると指摘、それゆえに「日本には原子力潜水艦や核弾頭を製造するうえでの技術的問題は一切ない」と説明した。

 しかし記事は「日本と韓国はともに核不拡散条約の締結国である」と説明、さらに韓国と米国の間には「米韓原子力協定」があり、日本と米国には「日米原子力エネルギー共同行動計画」があると指摘。これらの条約や協定がある以上、日本と韓国が核武装することは「決して許されない」と論じつつも、日本の核武装に対して強い警戒感を示した。

 北朝鮮のSLBMの発射成功はアジアの安全を脅かす非常に大きな問題だ。ミサイル技術の開発にめどのついた北朝鮮が潜水艦の技術まで完成させてしまった場合、このSLBM攻撃を迎撃するのは困難であるという分析もある。だが、北朝鮮のSLBMの脅威に面しても韓国軍当局が原子力潜水艦の保有に慎重になっているのは、もし韓国が原子力潜水艦を保有すれば日本に核武装の口実を与えてしまうことになるからという見方もある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)