男女でみる恋愛観の違い 男は「初めてになりたい」、女は「最後になりたい」!

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 誰しも、別れた恋の相手のことを思い出すことはあります。よく、パソコンのフォルダにたとえ、男性は「名前をつけて別フォルダに保存」、女性は「フォルダを上書き保存で塗り替える」と言われます。次の相手が見つかった時には、このように男女間で過去の思い出の扱いが異なるのです。そこで、今回は男と女の恋愛観の違いを見ていきましょう。

■未練タラタラなのは男性
 男性は初めて好きになった人のことを、いつまでも未練タラタラと好意を持っている傾向があります。元カノの昔話をよく話す男性はわりといるもの。彼女から貰った思い出の品や手紙を大切に保管しているのも男性が圧倒的に多いとされます。男はいろいろな女性を好きになることで、子孫を残せるチャンスが増えます。そのため、過去の女性も忘れずに対象に入れておくという心理が働くのです。

■現実的に今を見るのが女性
 女性は、次の本命があらわれれば、別れた恋人を案外あっさり忘れて切り捨ててしまいます。「成長させてくれたのは感謝しているけど、付き合えないわ」とフェードアウトする傾向が。稀に別れた後に後悔する人もいますが、それはよほど好きだった場合です。逆に、女性は男性に比べると過去、彼がどんな人と交際していたかなどには寛容です。「最終的に現在、私を本気で愛してくれればいい」という気持ちなのが女性なのです。

■初めての存在になりたい男性心理
 男性は「初物」に弱い傾向があります。特に女性に何かを教えることが好きな男性は、何色にも染まっていない白紙の女性が大好きとされます。この男心を刺激するのが「こんな体験初めて」や「こんなにおいしい料理は初めて」などといった言葉。初心者であるような振る舞いは、男性の支配欲や征服欲を満たします。つまり、女性は賢そうに知っているフリするよりも、少しぐらい天然系で抜けている印象を持たれるほうが男に好意を持たれモテやすいのです。

■最後の特別な存在になりたい女性心理
 女性がうれしいと感じ喜ぶセリフは「特別扱い」があるものと決まっています。「今まで付き合った中で一番落ち着く」などです。つまり、「最後の存在」であることがうれしいのです。「かわいい」や「キレイ」という言葉は確かに言われたらうれしいかもしれませんが、誰にでも言う軽いお世辞のようにも聞こえてしまいます。そのため、自分にしかない特徴や個性を捉えた「特別扱い」していなければ発見できないような褒め言葉でなくては、満足できないのです。

 男性と女性は同じ「人間」ではありますが、こう見るとまるで別の生物のようにも見えてしまいますね。だからこそ、男と女では「すれちがい」が生じるのでしょう。しかし、お互いに譲歩しつつ、理解し合いたいという思いを忘れずにいることで、生まれ持っての相違を克服し、真に豊かな愛情を育てていくことができるのかもしれませんね。
(脇田尚揮)