母:「ねえデイジー、この服なんてどう?」
娘:「見てママ、これってヘンじゃない?」

イギリス南部に暮らすデイジー・エドモンドちゃんは、この日母親とともに近所のスーパーで買い物を楽しんでいました。これは、子供服売り場にやってきた二人が洋服を手に取りながら交わした会話です。

8歳のデイジーちゃんに「ここがヘン!」と思わせたものは何だったのか。ちょっと想像してみてから、続きをどうぞ。

子どもの視点で見えた
ロゴの上の不平等

「こんなの不公平だよ。だって女の子はいつでもおしとやかで、男の子はつねに大胆であれって、みんなが思っているからでしょ?」。

彼女の主張はデザインやカラーではなく、刺繍やプリントで表現された胸元のロゴにあったのです。不服そうなデイジーちゃんのこの表情。両者を比較してみれば、たしかに彼女の言わんとしていることが分かるはず。

まずは、女の子用のシャツ。左からそれぞれ“HEY!(やあ!)”、“Beautiful(きれい)”、“I feel FABULOUS(気分は最高)”のロゴ。

いっぽう、こちらは男の子用。左から順に、“DESERT ADVENTURE AWAITS(荒野への冒険が待ち受けている)”、“THINK OUTSIDE THE BOX(形になんか囚われるな)”、“HERO!(ヒーロー!)” といった具合です。

大人の勝手なイメージに
子どもは縛られている?

そもそも女の子用、男の子用という分け方からしておかしいじゃないか、とデイジーちゃん。8歳の彼女からすれば、もしかしたら頭の片隅にふっと沸いたギモンのひとつだったのかもしれません。

それでも「ほら、ヘンでしょ?」とでも言いたげな表情を見るにつけ、男女の性差をわざわざメッセージングするようなロゴなんてナンセンス。そう子どもたちに嘲笑されている気持ちになるのはなぜでしょう。

ジェンダーフリーを感覚的に体現してみせた彼女の主張に、世界中から絶賛の声が寄せられたことは元より、「なるほど、たしかに!」と多くの大人たちが、デイジーちゃんの主張にどこか一本取られた気がしているんじゃないでしょうか。

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