50歳で双子出産に挑戦する出産代理母(出典:http://www.mirror.co.uk)

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10月11日で50歳になったイギリス人女性が、「世界で最も多産の代理出産母」と呼ばれている。医師の再三の忠告にもかかわらず、そのリスクを顧みない出産への真意はいかなるものであるのか、女性が英紙『Mirror』にその胸のうちを語っている。

キャロル・ホーロックさんは、自身も21歳と25歳の2人の子供を持つ母親であるが、シングルマザーとして子育てをしていた27歳の時に初めて代理出産母となった。その時にもイギリスの医師は、命のリスクがあるために二度目の代理出産をすすめないとキャロルさんに忠告していた。

しかし、それ以降もキャロルさんは15人の子供を出産している。そして今回が最後となるであろうキャロルさんは、16番目と17番目の赤ちゃんの妊娠に挑戦中だ。

代理出産を続けていくことには、高血圧により痙攣や意識障害を起こす子癇や大量出血のリスクが伴う。またキャロルさんは複数の帝王切開もしているために、母体だけでなく胎児にも影響があることは否めない。それでも彼女は「特に三つ子がお腹の中にいる時には信じられないような気持ちになります」と妊娠することの嬉しさを話しているのだ。

ヨーロッパでは50歳をIVF(体外受精)の限界年齢としている。キャロルさんはイギリスでは医師に反対されることから、今回はギリシャのアテネで体外受精に挑んだ。明確に妊娠が成功したとわかるまで1週間の猶予が必要ということであるが、依頼したイギリス北部に暮らすカップルは過去に流産を経験したこともあり、今回の代理出産でキャロルさんに奇跡が起きることをひたすら願っている。

実はキャロルさん、18年来になるパートナーのポールさん(60)との間に2004年に男児を授かっている。ところが、その時に代理出産も兼ねていたために産まれた男児は実子ではないと思い込み、依頼者に手渡してしまった。その6週間後に、男児が自分とポールさんの実子であることが判明したという悲しい経験をしている。キャロルさんによると、その男児は現在も手渡した親の元で育てられているという。

血の繋がりがある我が子を他人の手に渡してしまったことで心が折れたという過去を抱えながらも、子供を望むカップルのために最後の挑戦をしたいとキャロルさんは話す。

医師には死のリスクを再三警告されているが、「私は妊娠することがとても好き。代理母になることで、多くの赤ちゃんが望まれてこの世に産まれてきて、その子たちが愛されて幸せになってくれたらいいなという思いでいっぱいです」とキャロルさんは語っている。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)