『「あるある」で学ぶ 余裕がないときの心の整え方』(川野泰周/インプレス)

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 精神科医でもある禅僧が「マインドフルネス」で健やかな心の作り方を伝授する、『「あるある」で学ぶ 余裕がないときの心の整え方』が2016年10月14日(金)に発売された。

 マインドフルネスとは、欧米を中心に注目を浴びている、禅をルーツとした心理療法のこと。シリコンバレーの企業などが導入したことで広くメディアに取り上げられ、2015年から世界中で流行している。この流行の背景には、スマートフォンやパソコンの普及により、複数のタスクを同時にこなすことを多くの人が課せられ、急激な情報量の増加によって心に余裕がなくなったことも要因の一つとされている。

 マインドフルネスは、そのようなマルチタスクに追われ心の調和を乱しつつある人たちに、「生き生きとした本来の心」を取り戻すための原点回帰の秘法として流布された。しかしながら、毎日マルチタスクに追われる人は、原点回帰をする余裕が時間的にも精神的にも無いことがしばしば。そこで、毎日に余裕がない人が気楽にマインドフルネスを実践できる解説書として同書が誕生したのだ。

こんな「あるある」経験したことない? 心が乱れているかチェック
・苦手なあの人と同じプロジェクトに……
・集中力がなく仕事がはかどらない!
・またミス! 私この仕事向いていない?
・取引先と良い関係を築きたい
・子供が言うことを聞きません
・休日なのに仕事のことが頭から離れない
・イライラしてつい食べ過ぎる
・通勤の満員電車が苦痛
・大切な人との別れが受け入れられない
・ひとりぼっちで孤独です

 この「あるあるに」対し、さまざまな医療機関で精神科医として診療に従事したのち、修行生活に入り、現在は寺院の住職と精神科医を両立している著者が、禅やマインドフルネスの考え方に基づき、日々の健やかな心づくりに役立つさまざまな「ワザ」を紹介。

 同書では「集中力・注意力の向上」「ストレス耐性の強化」「想像性の増大」「他者への思いやり」などの効能を実感できる実用的な方法を掲載。人間関係や仕事で生じるストレス社会の「あるある」を、呼吸や睡眠、瞑想などで、誰でもいつでも真似できる方法で解決しよう。

川野泰周(かわの・たいしゅう)
精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住職。精神保健指定医・日本精神神経学会認定専門医・医師会認定産業医。2004年慶応義塾大学医学部医学科卒業。臨床研修修了後、慶應義塾大学病院精神神経科、国立病院機構久里浜医療センターなどで精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行。2014年末より横浜にある臨済宗建長寺派林香寺住職となる。現在寺務の傍ら都内及び横浜市内にあるクリニック等で精神科診療にあたっている。うつ病、神経症、PTSD、睡眠障害などに対し薬物療法と並び禅やマインドフルネスの実践を含む心理療法を積極的に取り入れた診療に当たっている。またビジネスパーソン、看護職、介護職、学校教員、子育て世代の主婦などを対象に幅広く講演・講義を行っている。

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