貧困化は進んでいる?日本で貧困率が高まっているのはどの世代なのか

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あなたは正社員で働いていますか? それとも派遣社員やパートですか?

「同じ仕事をしているのにお給料が安いのは派遣やパートだから仕方ないのかしら……」とあきらめつつ、本音をいえば「もう少し賃金があがれば」と思ってしまいますね。

格差社会を見直す政策として、”雇用形態にかかわらず従事する職務に応じた待遇を受けられること“を趣旨とした同一労働同一賃金推進法が成立し、格差社会に歯止めをかけようとしています。

では実際に、格差社会は一体どこまで進んでいるのでしょうか?

今回は、厚生労働省が平成27年12月に発表した『国民生活基礎調査』のうち「相対的貧困率等に関する調査分析結果について」のデータを参考にしながら、日本の格差社会の最新事情を見ていきたいと思います。

 

■1:相対的貧困率が高い世代・世帯は想像通り?

まず、“相対的貧困率”ですが、「一定基準(貧困線)を下回る等価可処分所得しかえていない者の割合」をいいます。つまり低所得者が占める割合のことです。

この割合が高いほど格差社会が広がっていることを意味します。では実際に格差社会は進んでいるのでしょうか? どの世代・世帯が貧困率が高くなっているか見てみましょう。

世帯主年齢別にみてみると、30歳未満と65歳以上がそれぞれ27.8%と18.0%で、相対的貧困率が高い傾向にあります。

このデータから30歳未満の勤労世代については、就職が不安定だったり、非正規労働率が高く賃金が安かったりしていることが伺えます。また65歳以上の無職世代については、公的年金など社会保障給付に所得のほとんどを頼っており所得が低くなっていることがわかります。

つぎに世帯類型別にみると、「単身世帯」や「大人1人と子どもの世帯」がそれぞれ34.7%と54.6%で、相対的貧困率が高くなっていました。

高齢者世帯・一人親世帯・単身世帯で貧困世帯が多く分布していることが分かります

 

■2:格差社会は進んでいるの?

格差社会が深刻化しているといわれていますが、ここ10年間のデータを比較して実際に貧困率が進んでいるのか見てみましょう。

相対的貧困率を比較してみると10年前の14.9%から今回公表の16.1%へ1.2%上昇しており、緩い右肩上がりで格差社会が進んでいる状況にあります。

そして上昇要因として、”65歳以上が全体の押し上げに寄与している”という調査結果がみられました。高齢化が進むにつれて、格差社会も進んでいる構図が見られます。

 

■3:貯金を殖やすテクニック

65歳以上の生活を豊かにするためには、事前の貯蓄をいかに殖やすかがポイントになります。

過去記事「“名古屋の女性”はなぜ上手に貯金を増やせるのか?」でご紹介した通り、貯め上手な名古屋女性の節約術を参考にして貯蓄を殖やしてみてはいかがでしょうか?

(1)年間貯蓄額を決めて貯蓄・・・余った分を貯蓄するのではなく、事前に貯蓄しても困らない金額を決めて先取り貯蓄します。

(2)寄り道、衝動買いをしない・・・目的の物しか買わないようにすることで無駄遣いを防止します。

(3)質の良い物を購入して大切に使う・・・すぐに飽きて処分してしまうと無駄な支出になるので、長く使えるものを買うようにします。

ケチケチするわけではなく、使ってしまってから後悔するような無駄遣いをしない、というところがポイントですね。

 

以上、統計調査からみる格差社会の現状いかがでしたか?

高齢になるにつれ貧困化が進むということが分かりました。年金だけに頼らない、今からできる自己防衛策を考えていく必要がありそうですね。

(ライター 大津留ぐみ)

 

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【参考】

※ 『国民生活基礎調査 相対的貧困率等に関する調査分析結果について』 - 厚生労働省