大型犬が小型犬よりも寿命が短い理由とは?

大きさによる寿命の違い

自然界において、生き物の寿命は違う種の生き物の中で比較すると、大きいものの方が小さいものより長いのだそうです。
例えば、象の平均寿命は70年ですが犬の平均寿命は10〜15年です。

しかし、同じ種族の場合では、その逆に大きいものの方が小さいものより寿命が短いということが分かっています。
犬で言うと、小型犬のダックスフントは14〜17年が平均寿命で、大型犬のラブラドールレトリバーの平均寿命が10年と言われている通りです。

なぜ大きいと短命なのか

大型犬の心臓や肺などの器官は、その大きい体を維持するのに見合った強さを持ち合わせていません。
新鮮な酸素を十分に体に行き渡らせることが難しく、常に酸欠状態なのだそうです。
そのために細胞の老化が早まり、寿命も短くなるというわけです。
細胞が老化するということはそれだけ細胞の生まれ変わりも早く、ガンなどの異常細胞の発生率もあがるため、病気になるリスクが高まることにより平均寿命も短くなってしまいます。

大型犬の愛犬に長生きしてもらうためにできること

リスクはできるだけ回避する避妊・去勢手術を済ませる

避妊や去勢については賛否両論あるかと思いますが、生殖器関係の病気になるリスクは減らせることができます。
また、ストレスは人間の体においても、病気をもたらす可能性があることは知られています。
同じように、犬の発情でおきるストレスは愛犬にダメージをもたらします。手術を済ませておくことで、このストレスは取り除けるのです。

予防接種は必ず受ける

混合ワクチンを接種することで病気になるリスクを回避できます。
また狂犬病の予防接種は法律で義務付けられていますので、特別な理由が無い限り接種しましょう。

飼育環境を整える一緒に過ごして見逃さない

大型犬でも室内で飼うことで、温度の変化などに影響されずに過ごすことができます。
また家族といつも一緒にいられることや、外での縄張り意識から開放されることなどで、愛犬の心を穏やかに保つことも、長生きの秘訣なのではないかと思います。

そして毎日のことですが、適度なお散歩で運動を、適量の栄養バランスのよいご飯で肥満を防ぎ、ブラッシングをしてあげることで被毛の艶や抜け毛の量・皮膚の状態などをチェックすることができます。
歯磨きもできるようになると、歯周病からくるさまざまなトラブルから愛犬を守れますよ。

信頼できる獣医師をみつけておく

何か異常があったときや少し具合の悪そうなとき、すぐに診てもらえるような信頼できる獣医師を見つけておきましょう。
定期的な健康診断やドッグドックなど活用して、日ごろから愛犬の状態を把握してもらうとともに、獣医師とよい関係を築いておくことも大事です。

まとめ

近年ペットとして飼われている動物たちの寿命は、昔に比べてとても延びているそうです。
それでもやはり小型犬に比べて大型犬の寿命は短いという事実は変わりません。

"3歳までは若犬3歳から良犬6歳から9歳までが老犬。それから先の時間は、神様からの贈り物"
この言葉をみなさんは聞いたことがありますか?
これはバーニーズマウンテンドッグの事を表したスイスことわざです。

バーニーズマウンテンドッグは大型犬の中でも特に短命で、その平均寿命は9歳と言われています。
遺伝的にガンを発症する割合が高く、寿命を全うできずに亡くなっていく子も多いと聞きますが、そんな彼らは自分たちが短命なことを分かっているかのように、いつでも飼い主さんと一緒にいることを好み、愛情深く、特別な信頼関係を築くことができる素晴らしい犬種なんだそうです。

バーニーズマウンテンドッグに限らず、どんな犬種であっても愛犬と過ごせる時間は限られています。
何かの縁で自分の元へやってきた時から、遠い虹の橋を渡るその時まで、一瞬一瞬を大切に愛情を注ぎ、悔いの無いように共に過ごしていくことが大切なのではないでしょうか。