バリキャリ女子や優等生女子にモテる「サンドバック男子」という生き方

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 平均以下のルックスや年収にもかかわらず、「なぜかモテる」男たちがいる。今回、その「なぜ」を追ってみると、彼らは時代の要請に応え、「女性にとって都合がいい」というポジションを獲得していた。それぞれの捨て鉢とも言うべきモテテクに迫る!

【名称:サンドバッグ男子】
生息地:深夜の立ち飲みや・バーなど
標的:地味めで友達が少ないバリキャリ女子
キメゼリフ:「いつも暇だから連絡してね」
お相手:地味で友達が少ないバリキャリ

◆突然の呼び出しや愚痴も笑顔で受け入れる

 色白ぽっちゃり体形の田中勝さん(仮名・38歳・教育)。一見するとモテとは程遠い男なのだが、長年、20代年下彼女を切らしたことがないという。

「飲み会などで好みのコに会ったら『いつも暇だから連絡くれたらいつでも行くよ』と伝えておく。相手は忙しいバリキャリのコが多いんですが、彼女たちは友達と予定が合わないから意外と孤独です。仮に連絡をくれたら終電間際でも彼女の元に向かいます。どんなむちゃ振りをされても僕が従順なので『キモい』『バカだ』とよく笑われますね」

 まるでサンドバッグだが本人に不満はない。

「相手は10歳近く年下ですからね。理不尽なことをされたり、キツいことを言われても、『かわいいなぁ』と思うくらいで、全く腹も立たないです(笑)」

【女性識者の分析結果】

 生けるサンドバッグともいえる田中さんだが、「こうした男はバリキャリ女子や優等生にモテる」とブロガーのぱぷりこ氏。

「彼女たちは真面目で強がりなので、本音や愚痴を人に言えないんです。そんな彼女たちにとってサンドバッグ男子は、何か返事が欲しいとき『よしよし』と言ってくれるbotのような存在ですよね」

 どんな仕打ちも笑って流せる覚悟があれば簡単に実践できそうだが、一方で「付き合う」など対等な関係は望まないことが条件だ。

「プライドが高くストレス過多な女性にとって、常に上から目線でいられる男性は気晴らしに最適。ただ本気で愛しているわけではなく、結婚を考えない無責任な関係だから成立するんです」(心理コンサルタントの晴香葉子氏)

【ぱぷりこ氏】
ブロガー。ラブ魔窟で出会った妖怪男女を記録供養するブログ『妖怪男ウォッチ』を書く外資アラサーOL。ライターとしても活動中

【牛窪 恵氏】
世代・トレンド評論家。マーケティング会社インフィニティ代表取締役。著書に『恋愛しない若者たち』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか

取材・文/青山由佳 谷口キンゾー 橋本範子 姫野ケイ 紐野義貴 福田フクスケ 藤村はるな 宮下浩純
― [なぜかモテる男]の新基準 ―