いまだ鮮烈な記憶として残っているリオ五輪・陸上400mリレーの快挙。1走の山縣亮太先輩(24)のロケットスタートがすべての始まりだった。

 

 じつはこの春入社の写写丸は、慶應大学競走部出身。山縣先輩の1年後輩で、寮では隣の部屋同士という間柄。ユニホームを洗濯したり部屋の掃除をしたりと、お世話係をしておりました。

 

 写写丸の初インタビューが、憧れの先輩だなんて、記者冥利に尽きます!

 

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 先輩、おめでとうございます。いろいろ聞きたいことあるんですが、レース前の「サムライポーズ」は、見ていてテンション上がりましたよ!

 

「あれはコールルームに行く前に、飯塚(翔太)さんが考えたんだ。『他国はパフォーマンスがあるけど、俺たち何も考えてなかったな。サムライをやろう!』って言い出して。だから、決まったのはレース直前だったんだよ」

 

 レースを見てて気になったんですが、先輩から飯塚さんへのバトンパス、ちょっと危なかったですよね?

 

「そうそう、内心すごく焦った(笑)。(日本が取り入れている)アンダーハンドパスって、受け手と渡し手が同時に手を出すんだけど、そのときタイミングが合わないと、スパッと決まらない。じつは、ズレたんだよね。2回くらいスカって。それで、お互い探すような形になって、ちょっともたついてしまった。もう少しで、テイクオーバーゾーン(バトンを受け渡すことができる20mの範囲)を越えて、失格になるところだったよ」

 

 銀の快挙もそうですけど、ボルトが日本チームに握手を求め、何か話していた光景に感動して……。

 

「いや、とくに何も話してないんだ。というか、言葉が通じなかった(笑)。ただ、『一緒に写真を撮らせてほしい』と言ったら、わかってくれたみたいで『OK!』と。でも、バシッと手を合わせて、握手してすぐに終わっちゃった(笑)」

 

 レース後の祝宴会は、さぞ盛り上がったんでしょうね?

 

「いやいや、やってないんだよ。レースが始まったのが夜の10時半ごろで、エリアレコード(アジア記録)を出したから24時間以内にドーピング検査をしないといけなかった。

 

 あと、メダルを獲ったら、海外メディアの取材を受けなきゃいけないんだけど、それが始まったのが0時ごろで、検査を終えて選手村に帰ったのは結局3時ごろ。ご飯も食べられなかった。

 

 しかも、翌朝7時からは日本メディアの取材だったからね。桐生(祥秀)が『馬肉が食べたい』と言うから、帰国後にみんなで集まろうって話になってる」

 

 ほかのメンバーの方って、ふだんはどんなキャラなんですか?

 

「ケンブリッジ(飛鳥)はクールだけど、大舞台になるほど、自信が勝手に湧いてくるタイプ。自分にはない羨ましい能力。桐生は走りどおり、野性味に溢れていて爆発力がある。ふだんの言動もワイルドだね(笑)」

 

 不躾ですが、報奨金の使い道は?

 

「それがね〜、俺、物欲がないんだよね。とりあえずは親に何かプレゼント買って、あとは貯金かな。こう見えても堅実だからね」

 

 すっかり有名人になってしまい、メディアから引っ張りだこですが、誰か会いたい人とかいるんですか?

 

「そうだなあ〜、ミーハーだけど芸能人かな。あっ、綾瀬はるかに会いたい! 広島の同郷だからね。でも、なんか遠い人すぎて緊張しちゃうな(笑)」

(週刊FLASH  2016年9月13日号)