14日、韓国メディアによると、13日午後10時ごろ、韓国南東部、蔚山市内の高速道路を走っていた観光バスで火災が発生し、乗客10人が死亡する惨事となった。写真は火災が起こったものと同型のバス。

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2016年10月14日、韓国・聯合ニュースなどによると、13日午後10時ごろ、韓国南東部、蔚山市内の高速道路を走っていた観光バスで火災が発生し、乗客10人が死亡する惨事となった。

40人乗りのバスには、中国旅行を終え自宅に向かっていた蔚山市の石油化学メーカー「韓華(ハンファ)ケミカル」の退職者ら20人が乗っており、この事故で60代の夫婦など10人が死亡、7人が煙を吸うなどして近くの病院に運ばれた。運転手の男性(48)と乗客2人は火災発生直後に外に逃げ無事だった。火は出動した消防隊により50分ほどで消し止められたが、バスは全焼しすすけた金属の骨組みだけが残った。

運転していた男性は警察の調べに対し「走行中に突然右前方のタイヤが破裂し、バスがガードレールにぶつかった。その後ガードレールをこすりながら200メートル走った所で火がついた」と話している。警察は、バスのドアがガードレールでふさがれた状態であったことから被害が大きくなったとみている。逃げた乗客らはバス備え付けの非常用ハンマーなどで窓ガラスを割り難を逃れたが、亡くなった人の中には、火の中でシートベルトを外すことができずに逃げ遅れた人もいたという。

報道を受け、韓国のネットユーザーから犠牲者への追悼コメントが多数寄せられているほか、次のような声が寄せられている。

「以前のようにバスの窓を開けられるように変えるべきだ。これじゃ怖くて高速バスに乗れないよ」
「バスのドアは両サイドに設置を義務付けよう」
「蔚山のこの観光バス会社は、ネットの掲示板でタイヤの問題を指摘されていたよ」
「なぜよりにもよってまた蔚山で…。地震や台風に襲われたばかりなのに」

「バスやタクシー会社は自分たちの利益ばかり考えていないで、設備や部品の管理をきちんとしてほしい」
「道路にも問題が多いと思う。ものすごく狭いし、いつも工事してばかり」
「またやることが一つ増えた。今後はバスに乗るたびに非常用ハンマーの位置を確認しないと…」

「ハンマーを何個も備え付ければいいんだろうけど、そうするとみんな盗まれて結局残るのは1〜2個。韓国の市民意識の問題は深刻だ」
「なぜこの国では悲しいことばかり続くんだろう」
「写真を見るに、消防車が駆け付けて火を消し止めたというより、これ以上燃える物がないから自然に火が消えたようだ」(翻訳・編集/吉金)