『ハンドトーク ジラファン』(門秀彦/小学館)

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 2016年6月29日(水)に発売された『ハンドトーク ジラファン』は、コミュニケーションの可能性を表現した絵本。NHKのニュース番組「おはよう日本」で紹介され、「こんな絵本今まで見たことない」「子供と一緒に読みたい!」と大反響を呼んでいる。

 人見知りで口下手の少年マールが、耳が手の形になっている不思議な動物・ジラファンと出会う。ジラファンはハンドトークと呼ばれる手話や身振り手振りでコミュニケーションを取るので、最初は戸惑うマールだったが、様々な動物とハンドトークで会話をするようになり、たくさんの友だちに囲まれている自分に気づくという物語だ。「おはよう日本」放送後は絵本の購入が殺到し、Amazonでは一時的に在庫切れの状態となっているほど。

 同作は、手話だけでなく絵や音楽、料理など、言葉以外のものを使ったコミュニケーションの可能性を表現したストーリーとポップな色使いで子供にも大人気。実際に本を購入した人からは「子どもたちが手を使っておしゃべり? と不思議そうにしながらも真似をして楽しそうな笑顔が見れました!」「コミュニケーションの方法は言葉や声だけじゃないんだよ、という作者からのメッセージがつまった本だった」といった反響が上がっている。

 作者の門秀彦は、聴覚障害のあるろうあ者の両親のもと、幼少の頃から手話で会話するという環境のもとで育った。両親とのコミュニケーションの一環として絵を描き始めたのがきっかけで、言葉での会話だけがコミュニケーションではないという思いから「HAND TALK」という言葉を生み出し、現在は絵本以外にもワークショップを積極的に開催。過去には、スターバックスコーヒーのタンブラーやBEAMSのTシャツにもデザインが採用されてるなど、子育てに携わる人からだけでなく、若い世代からも支持を集めている。2016年11月3日(木・祝)には、大門・浜松町を舞台に行われる浜祭で「ジラファンタウン!お絵かきワークショップ in KIDS EXPO」も予定されている。絵を描きながら架空のジラファンタウンを作り上げるという、親子で体験してほしい貴重なチャンスにぜひ足を運んでほしい。