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◆一生分の生活費をすでにFXで確保した男

「飲食店で2万円のコースを頼むのには勇気がいります。でも、私は人生の終わりまでにどのくらいお金を使えるのか計算してあるので、『年に3、4回は行く余裕がある』と安心して注文できるんです」

 ミシュランガイドで星を獲得した和食の名店でそう話し始めたのは、お固い職場を退職、専業投資家に転じたゆったり為替さんだ。

「私は今、40代。少なくともあと20年は生きるでしょう。その間、お金に困ることがないようにしいておかないといけない。これから死ぬまでに必要な資産はもうFXで構築済みですし、今後どのくらい使い、どのくらいの収入が見込めそうか、エクセルで記録をつけているんです」

 ただ、いくらお金の出入りをシミュレートしたところで、入るお金が少なければ名店のコースは頼めない。まして、ゆったり為替さんはFX専業。収入のブレは大きいはずだが……。

◆20年先を考えたポジション

「FXでは複数の手法を使い分けています。ひとつは、米ドル/円の長期ポジション。今年は円高が進んでいるため、米ドルを買い下がっています。20年先までを考えるということは、逆に言えば今仕込んでいるポジションは20年以内に利益確定できればいいということでもあります」

 為替市場では数年おきに円安・円高トレンドを繰り返している。昨年や2007年には125円まで上昇したし、2002年には135円、1998年には147円まで円安が進んだ。ゆったり為替さんのポジションも、今は含み損でも20年以内には利益確定できるはずだ。

「ただ、あまり早く円安に転換してしまうと十分な量のポジションを仕込めない。ある程度円高になってほしいですね。円高とはすなわち仕込むチャンスなので。じつはすでに超長期ポジションは仕込んであり、80円で買った米ドル/円もあるんです。もしも500万円、1000万円と大きな出費があれば、それを取り崩せばいいだけです」

 超長期ポジションはいわば、困ったときの備え。では毎月の生活費はこれまでに稼いだ資産から取り崩していくのだろうか。

◆生活費の柱は「リピート系注文」を活用

「毎月の生活費を稼ぐため、もうひとつの柱としているのが『リピート系注文』の活用です。一定の値幅で新規と決済の注文を繰り返すのがリピート系注文。『トラリピ』(トラップリピートイフダン)や『トラッキングトレード』、『トライオートFX』などがリピート系注文の代表例です。こうしたリピート系注文を使うと1日に数回、利益確定が発生し、生活費を稼いでくれるんです」

 リピート系注文は一度発注すれば、あとは設定したとおりに売買を繰り返してくれる。そのため、会社員などが副業としてFXを取引する場合に利用されることも多い。

「為替レートが想定したレンジのなかで動いてくれれば、リピート系注文は細かく何度も注文を繰り返してくれる。そのため方向性のヨミを外しても儲けられるんです。たとえば、つい先日、豪ドル/円で約1年間使っていたリピート系注文を停止させて全決済させました」

⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=112994

 停止したときには開始したときよりも10円以上も円高が進行。ゆったり為替さんは買いで運用していたから、本来なら円高により大きな損失が発生しているはずなのだが……。

「ところが、リピート系注文が細かく利益確定を繰り返してくれたため、10円の円高を跳ね返し、トータルで利益になっていました」

 放ったらかしておいても、あたかもデイトレーダーのように日々、利益を積み重ねてくれる可能性があるのがリピート系注文の強みだ。

◆トレードにセンスは無用!?

「じつは私、デイトレードが苦手なんです。うまくなりたいとテクニカル分析を研究したこともありますが上達しなかった。そんな私でも、リピート系注文を使うことでデイトレーダーのように日々、利益を稼げているんです。そのために大切なのがリスク管理です。豪ドル/円であれば史上最安値である55円を割っても、資金が不足しないように注文量などをコントロールしています」