中国人エリートが慶應よりも圧倒的に早稲田を目指す理由

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中国人が日本の大学を留学先に選ぶ場合、東京大学以外は、圧倒的に早稲田大学が人気があり、多くの中国人が知っている日本の大学といえば、東大と早稲田が群を抜いていると言われる。日本では早稲田と並んで、人気の高い超難関校の慶應義塾大学はそこまで知られていない。なぜ、日本の私学では、圧倒的に早稲田が強いのか。それには早稲田と中国をつなぐ深い歴史があった。(ジャーナリスト 中島 恵)

早稲田はカッコいい
東大以外なら早稲田しかない

「東京大学以外に日本で行きたい大学ですか? そりゃ早稲田ですよ。だってカッコいいもの。セカンドチョイスとしては、早稲田以外の大学はまったく考えられませんね」

 東京都内にある日本語学校に通い、日本の大学受験をする中国人留学生に声を掛けてみると、かなり高い確率でこういった声が聞こえてきてびっくりした。

 もちろん早稲田が日本で最も有名な大学の一つであることに、誰も異論はないだろう。だが、日本人で東大を目指す学生が、第2希望として早稲田大学を挙げるだろうか? と考えると「えっ?どうして?」と素朴な疑問が浮かんでくるが、中国の国内事情や、中国での早稲田の特別な存在感を知ると、その意味に深〜く納得する。

 それはデータにも如実に表れている。日本学生支援機構が16年3月に発表した資料によると、「外国人留学生受入数の多い大学」ランキング(図を参照)は次のようになっている。早稲田は東大を抑えてダントツのトップだ。

◆外国人留学生受入数が多い大学

 次に中国人留学生が多い大学ランキング(図を参照)を見ると、こちらも早稲田が1位。東大をはじめ、大阪大、京都大、九州大などの有名国立大学を凌いで、独走状態である(ちなみに、表を見て気になる人が多いと思うが、日本経済大学というのは九州・福岡県に本拠を置く私立大学。東京と神戸にもキャンパスがあり、“中国人が多い大学”として知られる)。

◆平成27年度 中国出身留学生(受入上位10大学)

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