【旅するデザイナーの冒険の書 #01】広島県:大久野島(別名 うさぎ島)

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気になる場所があったらすぐに行くわたし。旅の行き先としてついつい島に行くことが多くなる。島は言えば一つの国のようなもの。(当たり前だけど)海に囲まれていて、独自の文化やデザインが生き続けています。内地とはまた違った人々のあたたかさや暮らしの知恵を感じることもしばしば。食べ物もおいしくて、日本は宝島の集合体のよう。
「なんでこうなった!? 」という驚きの島、広島県の瀬戸内海に浮かぶ大久野島へ。大久野島はうさぎ島、地図から消された島、毒ガス島とも呼ばれています。その由来は、太平洋戦争時に化学兵器を製造していたから。島なのですが
最近ではなんと、うさぎだらけの島になってしまっているらしい。「ど、どういうこと!? 」

懐かしい雰囲気の港。フェリーには車も一緒に乗せられる。
しかし瀬戸内海は海が穏やか。

羽田空港から広島空港まで飛行機で約1時間20分。そこから車で30分のところに港はあります。港に来てみるとフェリーと客船の2種類から選べる様子。時刻表を見てみると1日に何便も出ているではないですか! 島によっては2〜3日に1便しかない船もあるため意外と行きやすい島なんだと驚きました。

何便もあるのでふらりと行けそう。

こちらが客船。船の揺れに弱い方はフェリーがおすすめ。

とてもきれいな大久野島の港の待合所。

「いた! 」「ここにも! 」「あそこにも! 」島に到着すると、すぐにうさぎを発見。うさぎの集団に驚きながらも子どものようにウキウキしながら近づき、そっとやさしく触ってみると......もふもふ! しかもおとなしい! あまりのかわいさに日々の疲れが一気に吹き飛ぶ。よく見ると島に上陸した人の中にうさぎの好物のニンジンやキャベツを持参しているツワモノが。慣れている! しかしご安心ください。手ぶらで来てもちゃんと港で餌を買うことができます。

みんな小走りで餌に駆け寄ってきます。あっというまにモテモテに。

ついつい穴を掘ってしまうよう。

穴を掘ってヒンヤリした土にはまるのがお好み?

指を出すと猫のようにすんすんされます。

なぜこんなにうさぎが増えたのか明確な答えはないのですが、昔小学校で飼っていた8羽のうさぎが野生化して700羽以上に増えてしまった説が有力のよう。
もう一歩、島に踏み込むと毒ガスを製造するための発電所跡がありました。歴史なんて気にもせず、そのまわりにも、もちろんうさぎはごろごろしています。この廃墟とうさぎのギャップがなんとも感慨深い。
発電所跡の他にも防空壕跡、毒ガス貯蔵庫跡、大久野島毒ガス資料館、砲台跡があり、日本の戦跡のなかでもここまでの戦跡群と保存状態の良さはめずらしいはず。

発電所を隠すように手前にある小さなトンネル。

発電所跡。3階建てのようですが中は吹き抜けになっている不思議な構造。
ガラスはほとんど割れています。

毒ガス工場があったため昭和初期に地図から消された島は、今となっては休暇村のある平和なうさぎ島に。何とも不思議な島でした。この島ほど歴史と動物と触れ合うことができる島はなかなかないだろうな。うさぎ達との別れが寂しくて後ろ髪を引かれる思いで船に乗り込みました。
[大久野島]
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