「埋もれ毛」の原因は保湿不足!プロが教える予防法&ケア法

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むだ毛のセルフケアを続けているうちに、気がついたら毛穴の中に毛が埋まってしまう“埋もれ毛”ができてしまった……という経験はありませんか?

埋もれ毛になってしまう原因は、毛の深剃りや逆から剃る“逆剃り”、毛抜きなどによる処理が挙げられますが、できてしまった場合にも改善法があります。

今回は脱毛検定を持つエステティシャンの筆者が、埋もれ毛のケア方法をご案内します。

■正しいむだ毛ケアで、埋もれ毛を予防

埋もれ毛の予防方法のポイントは3つです。

(1)保湿は必須

ムダ毛の処理をしたら、とにかく保湿を行いましょう。ムダ毛の処理を行うと皮膚表面は乾燥しやすい状態になり、硬くなります。

そのままにしておくと、毛が生えてきたときに硬い皮膚を通り抜けることができず、毛が埋まってしまいます。これからの乾燥する季節は、特に気をつけてくださいね。

(2)定期的にスクラブを

皮膚が硬くなるのを防ぐため、保湿をすることは欠かせませんが、それと同じくらい大切なのがスクラブです。スクラブを行うことにより、硬くなった皮膚を柔軟にしてくれます。

体なら週に2回程度で充分。天然塩に好みのアロマを垂らすと、気持ちいいリラックスタイムになりますよ。自分の肌の調子を見ながら、自分に合った頻度で行いましょう。

(3)毛の流れに沿ってケアする、もしくは除毛クリームを使用

むだ毛の基本の剃り方は、毛の流れに沿って剃ること。また、毛抜きも同様に、毛の流れに沿って抜きます。

しかし毛に逆らって剃った方がざらざら感が少なくなり長持ちするので、逆に剃る人が多いのです。これを“逆剃り”といいます。この逆剃りはどうしても埋もれ毛になりやすいので、適切な剃り方、抜き方を徹底しましょう。

それでも埋もれ毛が改善されないなら、カミソリや毛抜きを止めて、除毛クリームを使用するとできにくくなります。

■できてしまった埋もれ毛のケア方法

できてしまった埋もれ毛のケア方法についてお伝えします。

(1)ピーリング効果のある化粧品を使う

スクラブの摩擦ではなく、ピーリングの科学反応で埋もれ毛を出しやすくします。続けているうちに、毛が出てくるようになります。

ひざにできやすいのは、ひざを床に付くことで皮膚が硬くなろうとするからです。ひざやひざは、毎日スクラブやピーリングを行っても大丈夫です。

(2)ほじらないで待つ

ほじると黒ずみになったり、炎症を起こしニキビのようになります。ニキビのようになると、炎症が静まるまで何もしてはいけません。しかし、そんな中でもほじる人が多くいますが、炎症が広がる可能性があるのでやめましょう。

もしほじってしまったら、消毒を行い細菌が入らないようにしましょう。

いかがでしたか? 埋もれ毛はできないようにケアを行っておいた方が、キレイな状態を保つことができます。これから乾燥がひどくなってきますので、ムダ毛の処理を行う前後は上記のことに気をつけてくださいね。

 【筆者略歴】

山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。

【画像】

※ Albina Glisic / Shutterstock