ボーダーコリーの飼い方を学ぶ前に知っておきたい基礎知識

歴史

8〜11世紀にかけて存在した海賊「バイキング」が、スカンディナヴィア半島からイギリスへ持ち込んだトナカイなどの牧畜に用いていた犬が祖先ではないかと言われています。
1800年代後半、イギリスでは牧羊犬の競技会が開かれるようになり、その大会で大活躍したのが「ヘンプ」というボーダーコリーです。

彼の血統を元にして、現代のボーダーコリーが生みだされた為、ヘンプは「ボーダーコリーの父」と呼ばれています。また、原産国はイギリスで、「ボーダー」の名前の由来は原産地がイングランドとスコットランド、スコットランドとウェールズの国境(ボーダー)地域であるからと言われています。

特徴

体高50〜55兮僚14〜20毀喊 主にブラックアンドホワイトがチョコレート、ブルー、ブルーマール、セーブルなど多彩毛質 主に長毛のダブルコート。スムースコートタイプもいる。

ボーダーコリーは、牧羊犬として世界で最も活躍していると言われています。中でもオーストラリアやニュージーランドでは牧羊が主要な産業となっていて、多大な貢献をしています。ただし、健康面では股関節形成不全症、てんかん、CEAと呼ばれる眼科疾患にかかりやすい傾向にあります。

性格

物覚えが良く利口状況把握能力が高い警戒心が強い活発で社交的運動が大好き

ブリティッシュコロンビア大学の研究によると全犬種で最も知能が高いと言われています。
その優れた運動能力と訓練能力を活かし、アジリティ、ディスクドッグなどのドッグスポーツを一緒に楽しむことができます。

性格からみるボーダーコリーを飼う前の心構え

運動

ボーダーコリーは運動が大好きな為、小型犬のように少ない散歩時間では満足できません。
ましてや運動不足はボーダーコリーにとってストレスの元となり、噛み付いたり、物を破壊したり、体調不良や病気を引き起こす可能性もあります。

♢散歩
散歩の時間は1日60分を2回ほど行う必要があります。
広いドッグランや公園で走り回らせてあげたり、ボールやディスクなど体を動かせる遊びをしてあげることも重要です。
飼い主はある程度の体力と、時間的余裕が必要になります。

しつけ

全犬種で最も知能が高いと言われているだけあって、人間の言葉を本当に理解して、そこから導き出される結果を推測して行動しているとも言われています。芸に関してもあまり時間をかけずに覚えてくれます。
しかし知能が高いゆえに、飼い主をリーダーだと認めなかった場合には言うことを聞いてくれませんし、暴れたり噛み付いてしまう場合もあります、

一度リーダーだと認識した飼い主には非常に従順で甘え上手でもあるので、はじめのしつけがとても重要です。
芸を覚えさせることや、被毛のお手入れをすることも飼い主との信頼関係を良くするので積極的に取り組むほうが良いです。

ボーダーコリーってこんな犬!みんなの印象

女性 30代

先代がボーダーコリーでした!
野太い声で吠えながら力強く走り、羊を誘導する犬という印象ですが、飼ってみるととても可愛らしい家庭犬でした。毛もフワッフワで…。

その子その子の性格にもよりますが、やっぱり頭の良さと行動力が目立ちます。とにかく家族が大好きで、近くに居て可愛い瞳でじっと見つめては「遊ぼ!」と元気にじゃれ付きます。

ボーダーコリーは運動したがらない時は病気を疑ってもいいと言われましたが、本当にそうでした。
晩年は闘病生活が長かったのですが、その間も異変にすぐに気づきました。痛い時、調子の悪い時はすぐに飼い主も気づけます。
病院に連れて行き、痛み止めや処方されている薬を一旦お休みしたりと、とても有意義な闘病生活の過ごし方ができました。

女性 30代

ボーダーコリーは「羊を追いかける犬」と言うイメージが強くありました。そのせいか、「賢そう」「ツンとしてそう」と勝手に想像が膨らみ、犬好きな私でも近寄りづらい犬種でした。

そんな時、愛犬をドックランに連れて行った日、フリーエリアにボーダーコリーが1匹居ました。
愛犬は小型犬なので大きい子とは遊べないかなぁと思いましたが、小型犬エリアにはプードル1匹と小さい子供しか居なかったので思い切ってフリーエリアに入りました。

色んな犬種の子に混ざって、ボーダーコリーも入口までお出迎えしてくれました。飼い主さんに話を聞くと、フリーエリア内で一番大きいボーダーコリーが一番年下で、とても楽しそうに遊んでました。
「羊を追いかける」と言うイメージでしたが、小さい小型犬達に追いかけられてる姿には少し笑ってしまいました。

私のような知らない人にも無邪気に尻尾を振って寄ってきてくれたり、他所のわんちゃんの水を飲んでしまったり、可愛い部分がいっぱいな半面、誰よりも足が早く、投げたボールをしっかり飼い主さんに持っていったり、サラサラな毛に隠れた肉体美は「さすがだなぁ」と感心してしまいました。

その日以降私の中で少しイメージが変わり、今では「賢そう」「何をするのも楽しそうにやる犬種」になりました。触れ合ってなかったら今だにマイナスな先入観があったかもしれません。今では大好きな犬種になりました。

女性 20代

お散歩中など色んな場面で様々なボーダコリーを見かけるのですが、凄く良い子か飼い主が手を焼いているかどちらかに分かれる犬種だと思います。

そして、実際に触れ合って思うことは、どの子もビビりで神経質な子が多いです。

警戒心が強く、飼い主以外にはなかなか心を開くのに時間がかかる子が多いと感じます。しかし、神経質で警戒心が強い子というのは、一見扱いにくいと感じる方もいると思いますが、それだけ忠誠心が高く、頭の回転が早く、訓練性が高い証拠でもあります。

一般的に飼いやすい犬種ではありませんが、きちんとトレーニングが出来る飼い主さんでしたら最高のパートナーになれる犬種だと思います。

女性 20代

ボーダーコリーと聞くと、私の頭には一番に「賢い犬」という印象が浮かんできます。これは彼らがペットとして飼われてきた歴史だけじゃなくて、「牧羊犬」という、人が生きる上で欠かせない仕事を担ってきた犬種だと思っているからだと思います。

私の友人がこの犬種を飼っていて、1匹だけでなく2匹の多頭飼育です。
飼い犬の時間が長いと、「牧羊犬」として有名な犬でも、どこか気が抜けてくるものなのか。会ってみると、走った後の笑顔と、口からはみ出た舌が間抜けで、「なんだ、犬はみんな同じだ」と飼っている雑種の愛犬を思い浮かべていました。

けど、飼い主を見上げて目を離さない彼らの姿勢を、ふとみたとき、「牧羊犬」という仕事をこなすプロの血筋が流れた犬なんだな、と納得してしまいました。

女性 40代

初めて出会ったボーダーコリーは6ヶ月ぐらいの男の子。
我が家のお転婆ウエスティと仲良く遊んでくれたのですが、まだまだパピーだったのに、とってもジェントルマンな振る舞いで驚かされたものでした。
出会った公園は、バラエティに富んだ世代・犬種が集まる地元でも有名なスポットですが、どの子とも遊び上手、挨拶上手で、人気者でしたね。

あれから数年、すっかり成犬になって、遊ぶ傾向はさすがに減ったようですが、チワワやトイプードルといったパピーちゃんとフレンドリーに接する兄貴分となりました。

ボーダーコリーだから、みんながそうとは限らないでしょうし、飼い主さんの努力もたくさんあるかと思いますが、私の中ではボーダーコリーは、とても大好きな犬種です。

まとめ

ボーダーコリーは初心者には難しいと言われていますが、本来飼い主に従順なので、しっかり信頼関係を築けば仲良く暮らすことができます。

運動量が多い為に、室内で愛玩犬として楽しみたい方や老人、仕事が忙しく家を空けたり長く散歩に行く時間が無い人達などには明らかに不向きです。

アクティブでアウトドアが大好きで、わんちゃんとも沢山お出かけしたい人や、アジリティに興味があり一緒に沢山体を動かしたい人などにはとても良いパートナーになるかもしれません。

ボーダーコリーを良い子に育てるには飼い主さんの育て方次第と言っても過言ではありません。
飼う前に、沢山体を動かせる環境を作ってあげることができるかをしっかり考え、ある程度の覚悟を持って飼うことを決意しないといけない犬種だと思います。