「何が入ってるんだろう?」とワクワク!風呂敷の結び目をほどく中島さん

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全国のアンテナショップが集結する街、東京・銀座。各地域の絶品グルメが集結するこの地に、一軒の“アンテナ・レストラン”がグランドオープンした。地方食材と消費者の“手と手”をつなぐ架け橋になることを目指し、名付けられた店名は「tetote(テトテ)」。季節ごとに異なる県をテーマに掲げ、その土地の食材を極上の創作和食に仕立て、提供する。

【写真を見る】風呂敷を開けると、重箱に入った前菜が登場!

第一弾のテーマとなる県は、豊かな森と水を有する山梨県。今回は、ディナーコース「山梨を味わう特撰食材のコース」(税抜5000円)の中からセレクトした5品を、動画ファッションマガジン「C CHANNEL」クリッパー(投稿者)の中島恵美さんが実食!気になるそのお味やいかに…?

席に到着した中島さんを待っていたのは、テーブルに置かれた風呂敷包み。ワクワクした様子で、風呂敷を開ける中島さん。

中に入っていたのは、3段重ねの重箱だ。一段目の小皿には、色鮮やかな花びらとフルーツが。これらをグラスに入れ、スパークリングワインと山梨県産のブドウジュースを注いだものが食前酒となる。

「甘くてフルーティー。普段お酒はあまり飲まないのですが、これは飲みやすい!」と、中島さんもすっかり気に入った模様。

二段目と三段目の重箱には、山梨県が誇る海の幸、山の幸をふんだんに使用した、華やかな前菜がずらりと並ぶ。「お重に直接料理が入っているのではなく、お皿が使われていて盛り付けもきれいですね」と中島さん。なかでも中島さんの一押しは「馬肉の叩き 生姜の香り」。「馬肉とわからないほど臭みがなく、マスタードのプチプチ食感も楽しかったです」と感想を教えてくれた。なお、重箱を包んでいた風呂敷は、ひざ掛けとして使用できる。

次に登場したのは、「フォアグラとトリュフの洋風茶碗蒸し」。ふたを開けた瞬間、「トリュフの香りがすごい!」と中島さん。初めから茶碗蒸しの表面に焼きトリュフがあしらわれているのだが、スポイトを使い、さらにトリュフのオイルを垂らして食べるのがtetote流。トリュフはオイル漬けにすることで、フレッシュな香りをキープできるそうだ。

和と洋がミックスされた贅沢なハーモニーを楽しんだ後は、主菜「甲州ワインビーフ100%のハンバーグ ラクレットチーズをかけて」が運ばれてきた。ハンバーグに使われている「甲州ワインビーフ」は、ブドウの実や絞りかすを食べて育った、山梨県の銘柄牛。そのうま味が凝縮されたジューシーなハンバーグに、目の前でラクレットチーズをたっぷりかけて提供してくれる。

「すべての食べ物の中で、ハンバーグが一番好き。チーズも大好きなので、最高の組み合わせです!」と目を輝かせる中島さん。トロトロのラクレットチーズをハンバーグにからめ、一口食べるなり「ん〜、おいしい!」と満面の笑み。幸福感あふれるその表情が、何よりもおいしさを物語っている。

主菜の後に続くシメ物は、「ほうとう カルボナーラ風 トリュフを散らして」。カボチャを練りこんだ麺にチーズとクリーム、隠し味に味噌を加え、山梨県名物の「ほうとう」を洋風にアレンジした一品だ。こちらもテーブルでトリュフを削り、贅沢な香りをプラス!中島さんは「モチモチの麺がクリームとよく合っていて、カボチャの甘味もわかります。使われている食材すべてがマッチしてる!」と絶賛。

豪華な料理が続々と登場したコース料理も、次がいよいよラスト。最後はバニラアイスクリームを餅で包み、黒蜜ときな粉を合わせた「信玄餅風アイス」だ。「このアイスが1個あるだけで、満足感が違いますね」と中島さん。前菜からデザートまで、山梨県の食を存分に堪能したようだ。

盛りだくさんの内容で、さすがにお腹が苦しいのでは…?と思いきや、「確かに満腹感はありますが、前菜からもう1回食べられるかもしれない」と驚きの発言。「一品一品の量がちょうどよく、もっと食べたいというところで無くなるので、苦しくならずに次の料理を楽しみに待てました」と、ボリュームも高評価!

実際のコースでは、「フォアグラとトリュフの洋風茶碗蒸し」に野菜を使った二品が添えられる他、お造りの盛り合わせがもう一皿付く。また、主菜は全7品、シメ物は全3品の中から選択可能だ。(選ぶメニューによっては追加料金あり)。デザートはその日によって種類が異なる。

料理に合わせるアルコールも充実しており、なかでもワインのラインアップは魅力的!シャトー・メルシャン、旭洋酒、勝沼醸造などワイナリーと直接つながりを持つことで、東京では手に入りにくい銘柄も取りそろえる。

味や素材はもちろんのこと、提供する際の演出にもこだわりが光る同店。風呂敷の結び目をほどいた瞬間、山梨県の食材を主役としたショーが始まるかのようだ。大人のワクワク心をかき立てる、新しい形の“アンテナ・レストラン”へ、ぜひ足を運んでみてほしい。【ウォーカープラス編集部/水梨かおる】