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アメックスの愛称で知られるアメリカン・エキスプレスは、高いステータス性や旅行関連での手厚いサービスが特徴だが、スタンダードなカードでも年会費は1万2,960円。ちょっとお試しで使ってみたいという人には、なかなかハードルが高い金額だ。それでも一度使ってみたいという人は、まずは提携会社が発行するカードを使ってみてはいかがだろうか?

日本国内ではクレディセゾン、三菱UFJニコス、三越伊勢丹グループのエムアイカードなどがアメックスブランドのカードを発行。サービス内容はそれぞれ異なるが、「アメリカン・エキスプレス・セレクト」や「アメリカン・エキスプレス・コネクト」、「ボーナスポイント・パートナーズ」といったアメックス会員限定の優待プログラムは共通で利用可能。世界約140カ国にある「アメリカン・エキスプレス・トラベル・サービス・オフィス」では、英語または現地語のみの対応だが、旅のサポートも受けられる(各サービス名称は発行会社によって若干異なる場合あり)。

たとえば、「アメリカン・エキスプレス・セレクト」なら、マリオットホテルの宿泊料金が最大50%オフ、ザ・リッツ・カールトンは最大83%オフ。ほかにも、国内30以上の有名ホテルでスイートルームが半額以下で利用でき、レストランなどの優待も含めて、世界100カ国以上で、8,000以上の特典が受けられる(いずれも2017年3月末日までの内容)。今回は提携会社が発行するアメックスブランドのカードのなかから、年会費無料で持てる4枚を紹介しよう。

■ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード

クレディセゾンからは年会費完全無料で持てるアメックスがいくつか発行されているが、日常での使いやすさに優れているのは「ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」。西友、リヴィン、サニー、SEIYUドットコムでの買物が毎日3%オフになることが特徴で、西友、リヴィン、サニーでは毎月5・20日なら5%オフ(いずれも一部品目は対象外)。対象の電気・ガス・水道料金の支払いに使うと、2017年8月4日引き落とし分までは1%オフになるキャンペーンも実施中だ。

毎月のショッピング利用に対して有効期限のない永久不滅ポイントが貯まり、国内での利用は1,000円につき1ポイント。西友、リヴィン、サニーの3%オフ時はポイント対象外だが、毎月5・20日の5%オフ時はポイントも貯まる。また、海外での利用分についてはポイントが2倍。貯まったポイントはSEIYUショッピングカード(400ポイント→2,000円相当)をはじめ、各種ギフト券や提携ポイントなどに交換できる。

■ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード

ヤマダ電機のポイントカード機能、ANAマイレージクラブ機能も一体となった「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」は、年540円の口座維持手数料がかかるが、初年度は無料。年に1回以上利用すれば次年度も無料となる。こちらもクレディセゾン発行で、毎月のショッピング利用に対して有効期限のない永久不滅ポイントが貯まる。国内での利用は1,000円につき1ポイントで、海外での利用は1,000円につき2ポイントだ。

ヤマダ電機では現金払い時と同率のヤマダポイントが貯まり、さらに永久不滅ポイントも貯まる。永久不滅ポイントはヤマダポイントにも交換可能で、1,000ポイント以上まとめて交換すると、ポイント価値は通常の1.2倍となる1ポイント=6円相当。このほかにもヤマダ電機やヤマダモール、優待加盟店のANA、出光、コスモ石油、西友、リヴィン、サニーなどで、カード会員限定の特典が受けられる。

■セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード

アメックスのシンボルであるセンチュリオンが大きくデザインされた「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」は、年会費1,080円。初年度は無料で、年に1回でもショッピング利用があれば次年度も無料になる。前述の2枚と同じく永久不滅ポイントが貯まり、国内利用時は1,000円につき1ポイント、海外利用時は2ポイント。

海外旅行時のWi-Fiや携帯電話レンタル、空港でのコート預かりが割引になる特典や、星野リゾートの宿泊優待(2017年3月末日まで)があるなど、国内外で旅行関連のサービスを多数提供。このほかにも、西友、リヴィン、サニーでは毎月5・20日の買物が5%オフ(一部品目は対象外)となり、事前に登録するとイトーヨーカドー、セブン-イレブンでは永久不滅ポイントと同時に、nanacoポイントが1決済100円につき1ポイント貯まるサービスもある。

■MUFGカード・イニシャル・アメリカン・エキスプレス・カード

三菱UFJニコスが発行する「MUFGカード・イニシャル・アメリカン・エキスプレス・カード」は、18〜29歳のみ申し込めるカード。年会費は1350円だが、初年度は無料で、WEB明細チェックに登録のうえ、年間20万円以上ショッピング利用すれば、次年度も無料となる。なお、学生の場合は在学中は年会費無料。最初のカード更新時に「MUFGカード・ゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」(年会費初年度無料で、2年目以降は2,057円)にアップグレードされる。

通常は毎月のショッピング利用1,000円につき1ポイントが貯まるが、さまざまなボーナスポイントの制度が設けられていることも特徴。入会3カ月はポイント3倍で、4カ月目以降も海外利用分はポイント2倍。3万円以上利用した月はポイント1.2倍、10万円以上利用した月は1.5倍となる。また、「POINT名人マイセレクト」のサービスでは、登録した5つのネットショップでポイントが上乗せされる特典もある。貯まったポイントは、各種提携ポイントへの移行やギフトカードへの交換ができ、その多くが1ポイント=5円相当。入会3カ月の期間中に10万円以上利用した月なら、還元率は1.75%だ。

以上、年会費無料で使える4枚のカードを紹介したが、このほかにも提携会社が発行するアメックスには幅広いラインアップがあり、クレディセゾンと三菱UFJニコスからはプラチナカードも発行されている(年会費は2万1,600円〜)。また、アメリカン・エキスプレス自体が発行するカードも、提携会社にはないサービスを多数提供しているので、使い慣れてきたら他のアメックスのカードも検討してみるといいだろう。

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』

※本記事で紹介したサービス内容は、消費税率8%を前提とした更新日時点の情報です。また、各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。
<著者プロフィール>

タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月7日発売の『最強クレジットカードガイド2016 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川マガジンズ)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。

(タナカヒロシ)