写真提供:マイナビニュース

写真拡大

シャープは、独自開発の屋内外に対応する全天候型の自律走行監視ロボットを米国で今後、本格的に展開していくことを10月12日、同社が開催したビジネスソリューション事業説明会にて明らかにした。

同ロボットは、複写機開発で得たメカ制御技術を活用することで、絨毯などの柔らかい床の上でも定位置で180度〜360度ターンできることが特徴。また、GPSと無線LANを活用した位置把握により、指定されたルートを監視走行し、カメラの画像をコントロールセンターに送信することが可能といった機能も当然搭載している。

同社が米国での展開を決定した背景には、オバマケアが施行された結果、保険料加入が義務付けられ、人件費の高騰が生じており、かかる経費の8割が人件費と言われる警備会社の経営をさらに圧迫する可能性が高まってきていることにあるという。実際に同ロボットの試作機を2016年9月に米国で開催されたセキュリティショー「ASISINTERNATIONAL 62ND ANNUAL SEMINAR AND EXHIBITS(ASIS2016世界大会)」にて展示した結果、ロボットを活用することで、警備員の数を減らすことができれば、数年で元が取れることから、200社以上の問い合わせを受けたとする。

なお今後について同社では、鴻海精密工業と連携しながら、実際のビジネスとしての育成を進めていきたいとコメントしている。

(小林行雄)