12日、金陵晩報は卓球女子のワールドカップで最年少優勝を果たした日本の平野美宇を取り上げ、「中国女子は“自分たちの平野美宇”を育てる必要がある」と指摘する記事を掲載した。写真はリオデジャネイロ五輪に出場した中国の卓球選手。

写真拡大

2016年10月12日、金陵晩報は卓球女子のワールドカップで最年少優勝を果たした日本の平野美宇を取り上げ、「中国女子は“自分たちの平野美宇”を育てる必要がある」と指摘する記事を掲載した。

米フィラデルフィアでこのほど開催されたワールドカップで、シングルスに出場した平野は日本の選手として初の優勝を遂げた。この大会で中国以外の選手がトップになるのは今回が初めて。そして注目すべきは、2000年生まれの平野が最年少優勝を果たしたという点だ。日本の卓球女子についてそれほど関心を持っていない中国人が知っているのは福原愛だけ、少し関心のある人は石川佳純と伊藤美誠という程度。だが、中国出身のコーチが指導する平野も実力を備えた選手だ。

日本の卓球女子は過去2回の五輪で銀メダル(団体)、銅メダル(同)を獲得した。2014年、16年の世界卓球選手権・団体戦ではいずれも2位になるなど、中国にとって大きなライバルとなっている。そして、平野の活躍は4年後の東京五輪で中国を破ろうという日本の士気を高めた。

現在も中国女子は世界の中でトップの位置を占めているが、主力選手の年齢が上がっているのは争いようのない事実だ。主力5選手のうち若手は1994年生まれの陳夢(チェン・モン)、95年生まれの朱雨玲(ジュウ・ユーリィン)の2人だが、2人は外部が期待するほどの成績をまだ挙げておらず、アウェーに弱いなどそれぞれが弱点を持っている。若手の育成という面で中国女子は日本ほどの強みがないのかもしれない。中国女子で世界ランク30位以内に入っているのは6人だけ。平野は現在17位だが、今回の試合で上位10位に入る実力を見せつけた。

中国に比べ、日本選手の年齢構成はより合理的だ。経験豊富な福原、ピークの状態にある石川、そして平野と伊藤はともに16歳という若さ。東京五輪開催時に福原は年齢が30歳を超えるが他の3人は選手としての黄金期と言え、中国にとっては脅威となる。中国に若手の有望選手がいないわけではないが、先日の試合では海外の選手に敗れた。現在の中国にとって平野のような選手を一人でも多く育成することは喫緊の課題だ。われわれは4年後も現在のトップ選手に頼りっきりという光景を見たくはない。なぜなら、彼女たちが現在の状態を維持できるかは未知数なのだから。(翻訳・編集/野谷)