ティッシュの技術はスゴイ! 肌触り向上の努力

 花粉症の季節も、風邪をひいている時も、ニッポンのティッシュは最高にやさしい。柔らかくて肌への負担が少なく、買い込んでいく“日本通”の外国人も少なくない。そんなティッシュ製造の技術について、東北大学大学院工学研究科と大王製紙が講演会で発表した。

 日本のティッシュ消費量は世界一。日用品として不可欠なものの一つになっている。その肌触りについては、人間の肌による官能評価試験が行われてきたが、定量的で横断的な製品間の比較ができず、製品開発への応用が難しいという問題点があったのだそうだ。

 昨年の講演会でティッシュペーパーの“摩擦係数低減“が、肌触り感の向上にとても有効だという研究内容を発表したが、今年10月8日に行われた日本設計工学会2016年度秋季研究発表講演会で発表されたのは、そんなティッシュの摩擦係数低減に影響を及ぼす紙質パラメータ。水分量や紙厚、乾燥強度など機械的性質の異なる12種類のティッシュペーパーサンプルを使い、“直動型すべり摩擦試験装置”というのを使って摩擦試験を行った。さまざまな分析の結果、保湿ティッシュペーパーでは水分量、非保湿ティッシュでは圧縮剛性が大切であることが分かったのだという。

 これらの成果は、非保湿ティッシュペーパーでは「エリエールティシュー」に、保湿ティッシュペーパーでは今秋リニューアルした「エリエール 贅沢保湿」に、それぞれ生かされているという。