10日に米フィラデルフィアで行われた女子卓球ワールドカップで、16歳の日本選手・平野美宇が日本勢初の優勝を果たした。中国メディア・澎湃は11日、日本卓球界が「中国モデル」を用いて若手選手の強化を図っているとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 10日に米フィラデルフィアで行われた女子卓球ワールドカップで、16歳の日本選手・平野美宇が日本勢初の優勝を果たした。中国メディア・澎湃は11日、日本卓球界が「中国モデル」を用いて若手選手の強化を図っているとする記事を掲載した。

 記事は、同大会に中国代表選手が出場していなかったとする一方、中国からの帰化選手を次々破って平野が優勝したことの持つ意味は決して小さくないと説明。平野には同世代の伊藤美誠、浜本由惟などとともに、日本卓球協会が掲げる「2020計画」のメンバーとして、東京五輪での金メダル獲得の期待がかけられていると伝えた。

 そして、同協会が毎年1億円を青少年選手育成につぎ込み、中高生の若手選手を世界のツアー大会に参加せさせて経験を積ませているほか、中国人指導者をコーチとして積極的に招聘する、中国ナショナルチームのトレーニング拠点をモデルとして、大きな大会前には集中訓練を実施するといった取り組みを行っていると説明。そのテーマは「中国モデル」の導入により中国に勝つことであると紹介した。記事はまた、平野が今年から内モンゴル・ゴルドスのクラブに所属し、中国スーパーリーグに参戦する予定であることも併せて伝えている。

 一方で、「中国モデル」を用いた日本の若手台頭についてある中国代表コーチが「わが国の練習の質、ハードさに比べれば、日本のトレーニングはまだまだ。中国代表の若手がある程度の試合経験を積めば、非常に顕著な進歩がある」と語ったことを紹介。「恐れる必要はない。ただ、警戒するに値する」との見方を示したと伝えた。

 これまで、世界の卓球界はまさに中国の独り勝ち状態であり、中国が強すぎた。その牙城を崩すべく日本が立ち上がったことに対しては、卓球スポーツの振興という面において中国側も歓迎しているのである。前述のコーチも「競争あってこその発展。強いライバルがどんどん出てくるのは、いいことだ」と語っている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)