いま、世界中で1本の指だけにマニキュアを塗る男性が現れているという。ファッションとしてではなく、どうして男性がそのような行為をするのか?

そこには、悲しい理由があることがわかった。

「児童虐待」への
悲しいメッセージ

18歳未満の子ども、
5人に1人が虐待被害

『Polished Man プロジェクト』と呼ばれるこの活動は、オーストラリアに拠点を置く非営利団体YGAPによって毎年10月に行われており、今年で3年目になる。男性が1本の指にマニキュアを塗ることで、児童虐待防止へのメッセージを発信しているのだ。

マニキュアを塗るというアイデアは、YGAPのCEOであるElliot Costello氏の経験による。

彼がカンボジアを訪れたとき、8歳の少女に出会った。彼女は父親を亡くし、他の家族や親戚にも引き取ってもらえず、施設に入れられていた。しかしそこで2年間、彼女は施設の職員から身体的、性的な虐待を受けていたのだ。

彼女はCostello氏のとなりに座り、彼の1本の指に、青いマニキュアを塗った。

Costello氏はそれ以来、彼女のことを忘れないよう、指にマニキュアを塗る活動を続けている。

残念ながら、Costello氏がカンボジアで出会った少女の例は珍しい話ではない。YGAPによると、世界では18歳未満の子供の5人に1人が虐待を受けている。

こうした悲しい事実を失くすためには、援助が不可欠である。

「指にマニキュアを塗っていれば、理由を聞かれるでしょう。そこから児童虐待の話題が広がり、寄付につながります。マニキュアを塗るあなたの活動が、子供たちを虐待から守り、防ぐことにつながるのです」

と、Costello氏は語る。

オリンピックの金メダリストや俳優など、多くの著名人もこの活動に参加しており、今後もさらなる広がりを見せそうだ。

Licensed material used with permission by POLISHED MAN