粋な紅葉の楽しみ方!重要なのは時間帯と人工物との融合

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早いもので、紅葉の便りが少しずつ届く季節になった。たまには少し足を伸ばして、紅葉狩りというのもよいものだ。夏の暑さを避けインドアにこもっていた人も、腰を上げて自然の豊かさを肌で感じてみてはいかがだろう。デジカメ片手にただ歩くだけではなく、もう一歩踏み込んだ紅葉の楽しみ方はないか、旅の専門会社である株式会社ベンチャーリパブリックのトラベルjpナビゲーター・水津陽子さんに尋ねてみた。

■ただ眺めて写真を撮るだけじゃない紅葉の楽しみ方

観光地へ行き、紅葉を愛で、食事をし、土産を買い帰路に着く。そんなマニュアル通りではない紅葉の楽しみ方を聞いてみた。

「見る時間帯はとても大切です。朝と昼、午後、夕方、夜のとばりが降りる頃で全く違う景色になります。朝靄の広がる中に浮かぶ紅葉は、妖精が住んでいるのではないかと思うくらい幻想的です」(水津さん)

白いもやの中にうっすらと見えるまっ赤な葉。そこには、科学では計り知れない世界が見え隠れすることがあるのだという。

「紅葉狩りというと日帰りで行かれる方も多いのですが、泊まりがけで行き、人がいない時間や、宿の近くのあまり知られていないところを散策すれば、一般的な景勝地とは違った絶景を発見することがあります」(水津さん)

山の天気は変わりやすい。よって予定していたルート以外でも、その日の天気に合わせ、歩いてみると良いという。また、夜の灯りに照らされた紅葉を眺めながらの露天風呂が楽しめるのも、泊りがけならではとのことだった。

■紅葉+ダム?

旅のプロだからこそ知る、マニアックなスポットはないか聞いてみた。

「紅葉と山、紅葉と湖が一望できるところは、一面に紅葉が広がっている場所よりドラマチックです。また、最近はダムなどの構造物を見学するインフラツーリズムが注目されていますが、知名度は低くても紅葉が一緒に楽しめる穴場がたくさんあります。たとえば、新潟県北部にある関川村の大石ダムは、村外ではほとんど知られていませんが、独特な赤色のダムからのぞく紅葉を見ることができます。ダムの巨大な建築構造のロボットアニメ感を醸し出しつつ、一方で道端にはお猿さんがいたりして、自然の豊かさも感じます」(水津さん)

鉄骨の赤と紅葉の赤がその眩しさを競っているようだという。人工美との融合は、新しい紅葉の楽しみ方といえるかもしれない。更に、水津さんの思い出に残る紅葉も聞いてみた。

■おすすめは北海道

「個人的に感動した紅葉の1つは北海道の屈斜路プリンスホテルの裏です。朝散策していて発見したそのフェアリー感は今でも思い出します。それから摩周湖や屈斜路湖がほど近い美幌峠もすごくよいですね。知床は、海を走りながら奇岩や山々などを眺める観光船があります。後ろの山々には雪もかぶっていて、ダイナミックな紅葉が楽しめます」(水津さん)

北海道は亜寒帯なので針葉樹のイメージが先行していたという人もいるのでは。しかし、山や湖が紅葉との豊かなコントラストをもたらすのだ。

今回は紅葉をより楽しむ方法として「時間帯」「人工物との融合」「おすすめは北海道」ということでご紹介したが、いかがだっただろうか。さらに秋を楽しむために参考にしていただきたく、「教えて!goo」では、「紅葉の楽しみ方」という質問とそこに寄せられた回答を紹介中だ。ぜひあわせてチェックしてみては。

●専門家プロフィール:株式会社ベンチャーリパブリック
2001年設立。格安航空券、パックツアーを同時に比較できる旅行情報サイト「Travel.jp」やホテル・宿選びの口コミ情報サイト「Hotel.jp」等の比較サイトの運営を行う。532人の旅の専門家がナビゲートする「たびねす」が好評を呼んでいる。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)