病院で処方される薬は必要以上に多い?  一方で服用を忘れる人も・・・

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 医薬分業といわれて久しい。医師に処方箋をもらって、薬局に足を運ぶ。薬剤師と話して薬を買うから、以前より薬についての会話は増えているけれど、それでも分量的にかなり多い薬を処方されて“残薬問題”というのが常に話題になっている。現場の薬剤師を対象にした調査で、46.7%の人が「医師の処方箋や処方日数が必要以上」だと考えていることが分かった。

 病院・医薬品検索や医療情報サイトなどを運営するQLife(東京)が、薬剤師300人を対象にインターネット経由できいた結果。残薬の原因として、8割が「患者の服用忘れ(漏れ)」を挙げつつ、4人に1人以上が他の理由を指摘。中でも、医療者側の原因として「医師が必要以上の量・日数を処方」を問題視する人が多く、病院門前薬局では58%、全体でも47%を占めた。

 東京理科大学薬学部臨床准教授の水八寿裕氏は、「特に高齢の患者さんは自己負担割合が低いこともあり、意識が乏しい印象があるが、そこで薬剤師が貢献できる余地は大きい。また医師へのフィードバック方法にも変化が必要で、疑義照会・お薬手帳などを活用して残薬解消提案をスムーズにできるよう、患者の考えを最大限に尊重しながら医療機関との協議をもっと進めるべきだ」と話している。