あなたの洗濯の仕方は大丈夫?常識だと思い込んでいたことが、じつは根拠のない誤りなことも。そこで、やりがちな間違いを専門家に教えてもらいました。洗濯の最新常識はこれを読めば万全に!

洗濯の常識をアップデート!

【×】洗濯機は、洗濯物を目いっぱい入れて洗うとムダがない

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○…洗濯物の入れすぎは、汚れ落ちが悪くなる原因。適正な重さで洗うのが正解

 洗濯機は、洗濯物を水流の中で動かして汚れを落とすので、目いっぱい詰め込むと洗い残しの原因に。洗濯機の容量と対応する洗濯物の重さを確認し、重さを守って洗って。洗濯物の重さは見た目ではわかりにくいので、実際にはかって感覚をつかんでみて。

【×】洗濯物は湿気がこもらないよう部屋のすみの方で干す

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○…部屋のすみに干すのはジメジメの原因に。広いスペースで風を当てながら乾かす

 洗濯物を部屋干しするとき、ジメジメ感がイヤですみの方でやりがちですが、乾くのに時間がかかり、逆に湿気を広げてしまいます。少しでも風通しがよくなるよう、部屋の中央で干し、扇風機をかけるかエアコンのドライモードにすると乾燥がスピーディー。

【×】衣類を洗うとき、汚れがスッキリ落ちるように重曹で洗ったり、柔軟剤代わりに酢を使う

○…重曹を使うなら洗剤の補助として。酢は石けんで洗った衣類には柔軟効果あり

 洗浄力の弱い重曹は単独では洗剤代わりになりません。でも、洗剤と一緒に小さじ1ほど重曹を使えば、皮脂汚れを分解する力がアップ。酢は、石けんで洗った衣類がギシギシするときにふんわりさせる効果がありますが、合成洗剤で洗った衣類には効果なし。

【×】デニムは色あせするので洗わない

○…デニムははいているうちに色落ちするもの。洗剤の種類に気をつけて洗えばOK

「色みや風合いが大事」とデニムを洗わないのは、汗や汚れで細菌が繁殖して不衛生。そもそもデニムは着用するうちに摩擦などで色落ちするので普通に洗えるもの。ただし、蛍光増白剤入りの洗剤は白っぽくなるので×。最近はデニム専用洗剤もあります。

【×】ティッシュペーパーを一緒に洗ってしまったら、もう一度洗濯する

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○…濡れているうちに乾燥機にかけるか乾いてからガムテープなどで取る

 洗濯物にティッシュペーパーのカスがついたら、洗濯機の力では無理。濡れているうちなら、乾燥機にかけると手でラクに取り除くことができます。乾いてから気づいたら、洗濯物を振って大きなカスを落とし、掃除用ローラーかガムテープで取りましょう。

【×】シャツを干すとき、引っぱっておけばシワにならない

○…先にたたんだ状態で細かなシワを取り、次に縫い目などを引っぱってのばす

 シワをすべて引っぱってのばすのは、時間もかかり大変。洗ったら一度たたみ、手でたたいて細かなシワを取ります。広げて前立てや袖の縫い目を引っぱれば、あらかたシワが取れ、アイロンもラクチンに。脱水時間を少なめにするのもシワ防止のコツです。

【×】防虫剤はいろいろな種類を一緒に使うと効果がある

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○…防虫剤の成分によっては混ぜると衣類のシミの原因に。必ず成分の確認をして

 衣類用防虫剤は虫よけの方法で使われている成分が異なります。ナフタリン、パラジクロルベンゼン、しょうのうを使った3種類は、一緒に使うと化学反応を起こしてシミの原因に。ただし、ピレスロイド系防虫剤なら、他の防虫剤と使っても大丈夫です。

【×】布団を干したら布団たたきでたたいてフカフカにする

○…中ワタが傷むので、布団をたたくのはNG。ホコリは掃除機で吸い取る

 昔の布団は中ワタが綿だったので、たたくことでホコリを追い出していましたが、今の布団は化繊ワタなので、布団たたきを使うと中ワタがちぎれ、へたってしまいます。布団を干すときは布団たたきを使わず、表面のホコリなどは掃除機で吸い取って。

【×】クリーニングから戻ってきた衣類は、ホコリよけにポリ袋をかけて保管する

○…皮膚への影響などが心配。ポリ袋を外して、1日つるしてからしまう

 クリーニング店のポリ袋の中には残留した溶剤や湿気がたまり、そのまま保管すると皮膚炎やカビの原因に。ポリ袋は外して保管するか、ホコリよけに活用する場合は、袋から衣類を取り出し、室内で1日つるしてからポリ袋に戻します。

【×】布団を干すのは天気のいい日に朝から晩まで

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○…布団は、湿度が下がってから干し、上がる前に取り込むのがポイント

 布団を干す目的は湿気を飛ばすこと。早朝と夕方は湿度が高いので、布団を干すには不向きです。朝10時頃から14時頃の間に干します。夏なら熱くなる前に取り込んで。もし、外に干せなくても、イスを2個つなげてその背にのせ、2時間ほど風を通してもOK。

【×】ドライマークつきの衣類は、ドライクリーニングだけしかできない

○…「ドライクリーニング可」の意味で「しかできない」という意味ではない

 ドライマークは「ドライクリーニングができる」の意味で、水洗い可のマークも一緒なら、自宅で水洗いもできます。逆に水洗い不可のマークが一緒なら「ドライクリーニングしかできない」意味に。洗濯の絵表示はすべてのマークを見て判断をして。

【×】ワイシャツを干すときはハンガーにかければ早く、シワが少なく乾く

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○…ワイシャツは逆さ干しにすると風がよく通り、スピーディーに乾かせる

 ハンガーにかけるより、逆さに干すと乾くのがスピーディー。ボタンを留め、裾の両脇と前立ての3か所をピンチでとめ、袖が下にバンザイするように干せば、袖と身ごろが重ならず、風も通ります。さらに衿も袖もピンとなり、アイロンがけもラク!

<監修/阿部絢子(生活研究家、消費生活アドバイザー)、FCG総合研究所 イラスト/入江久絵>