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ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」などを手がけるシャープが、IoTベンチャーにノウハウを伝授する"合宿"を始める。

シャープは12日、IoTベンチャー企業を対象とする合宿形式のモノづくり研修「SHARP IoT. make Bootcamp supported by さくらインターネット」の開催を発表。2016年11月から年4回の実施を見込んでおり、本日より専用サイト経由で参加企業の募集を開始した。費用は1社2名の参加で85万円。

「SHARP IoT. make Bootcamp supported by さくらインターネット」は、シャープが100年以上に渡ってメーカーとして培ってきた量産設計や品質、信頼性確保などといったモノづくりの技術やノウハウを、社内の現役技術者らが講師となって伝授するというものだ。

開催の背景として、IoT時代を前にベンチャー企業が大幅に増加する見込みである一方、試作から量産段階に至るさまざま過程で、ベンチャー企業の経験・知見不足に起因する設計ミスや品質不良、納期遅れといった問題が発生しやすいことが挙げられた。同社のノウハウをベンチャー企業に伝えることで、早期かつ確実な事業化を支援する狙いだ。

イベント名にも社名を連ねるさくらインターネットがこの研修を支援しており、「さくらのIoT Platform β」を用い、IoT時代に必須となるソフト/サーバー技術およびプラットフォームなどの解説も併せて行われる。そのほか、投資ファンドのABBALabが、ベンチャー企業における新規事業の立ち上げに必要な資金調達のコツについて、投資ファンドの立場から説明する。

会場は奈良県・天理市のシャープ総合開発センター。1回あたりの所要日数は10日間、約70時間のプログラムが用意されるということだ。開催日程(10月12日の発表段階)は11月21日〜12月1日、参加費用は1社2名の参加で85万円(宿泊費、朝夕食費込み)、参加者が3名以上の場合は追加費用が35万円。1社1名の場合は50万円(いずれも税抜き価格)。

なお、この研修は8月12日の新体制発足後の経営方針(「長年にわたり受け継がれたシャープの良さを大切に継承し、独自特長技術の開発や、新規事業の創出に向けて積極的に投資する」)に沿って実施するもの。研修に参加するベンチャー企業との交流を通じて社内の創業精神を高め、将来的に社内からベンチャー企業を輩出するような企業風土の醸成を図っていくとのことだ。